オープニング
皆さんおはようございます、駒居です。今日のSnsClubラジオでは、「コンサルで結果を出したいなら質問力を鍛えろ」というテーマでお話しします。
SnsClubの生徒さんからご質問をいただきました。「音声配信、とてもありがたいです。いつもありがとうございます。ちゃんと質問したいのですが、質問内容が伺いづらく、チャットを打っては消してしまっています。駒居さんが考える”良い質問の条件”は何ですか?よかったら教えてください。」ということです。
ありがとうございます。SNSクラブの特徴的なサービスの一つとして「チャットで質問し放題」というものがありますが、確かに生徒さんによっては、「この人いい質問するなぁ」と思う方と、「この方の質問には答えづらいな」と感じる方に分かれています。
今回のSnsClubラジオでは、私が講師をしている中で良い質問だと思うポイントを、逆に「こういう質問は悪い質問だよ」という観点から解説していきたいと思います。
あなたの質問を劇的に良くする5つのポイント
まず、質問の目的というのは、自分が得たい答えにできるだけ近づくことです。質問の目的が達成できない場合、質問力が低くて良い質問ができない人は、自分が得たい答えに近づけないどころか、遠ざかってしまうこともあります。
本日は、ダメな質問の具体例やポイントを5つ用意しました。自分が質問する時にそれが当てはまっていないかどうかをチェックしながら考えていただければと思います。
ダメな質問①:前置きが長すぎる質問
まず、ダメな質問のポイントひとつめとして、「前置きが長すぎる質問」が挙げられます。例えば、「リール動画の添削をしてほしい」と思っている時に、ダメな質問の仕方をする人は、以下のような質問をします。
駒居さんお疲れ様です。リール動画作ってみたんですけど、開始3秒を意識した方がいいという風に言われたので自分なりに3秒間意識してみたんですけど、やっぱりどういうのがいいかっていうのがよくわからなくて…で、3秒以降に関してもなんですけど例えばアニメーションだったりとかテロップの付け方ってこれで合ってますかね?あとはなんか最後になんか「フォローする動線も敷いた方がいい」って聞いたことあるんですけどそれって僕のこういう形のやり方であってるんですかね?お忙しいとは思うんですけれども教えてもらえたら嬉しいです。
このような質問では、前置きが長すぎて、結局何が聞きたいのかわからない状態になってしまいます。質問を改善するためには、まず結論から。何が聞きたいのか?という点を意識して話すことが重要です。良い質問に変えると、以下のような形になります。
リールについて3点ご質問があります。1点目は、開始3秒のインパクトが私の作ったリールで大丈夫そうか?ということです。2点目は、中間に差し込まれているテロップの位置やアニメーションなど問題がないか見てください。3点目、フォロワーの動線に関して、具体的にどのような訴求をしたらいいのかわからないため、何かアドバイスをいただけると幸いです。」
良い質問では、まず質問が何点あるかという結論の部分を最初に持ってきており、それぞれのポイントに関しても簡潔に述べられています。こちらの質問は、相手にとってわかりやすく、ストレスなく受けられるものですので、ぜひ参考にしてください。
ダメな質問②:自分の意見がない質問
次に、ダメな質問のポイントその2として、「自分の意見がない質問」が挙げられます。例えば、
アイコン画像についてどういうものがいいですか?
といった質問です。こう言う質問を聞いたときに私たち講師が思うことは「あなたはどう考えてるの?」ということです。質問を答える側は、全知全能ではないため、「質問者がどういう風に思っていて、どこを教えて欲しいのか?」を聞いてからでないと、的を得た回答が難しいです。これを良い質問に変えると、以下のような形になります。
駒居さん、イラストアイコンと写真のアイコンの2択で迷っています。イラストに関しては、この人のイラストを参考にしようと思っているのですが、同じようなイラストを書いてくれる人が見つからなくて困っています。実写で撮るにしても、私自身カメラが苦手で同じように撮れる自信がありません。この場合、イラストと写真どちらにすればいいでしょうか?私的には、カメラで撮りたいのですが、撮り方がわからないので、ご意見をいただけると嬉しいです。
このような質問では、質問者自身の意見が述べられており、質問に答える側が具体的なアドバイスをしやすくなっています。質問をする際は、「私はこう思います。その上であなたはどう思いますか?」という自分の意見を入れるように心がけましょう。
ダメな質問③:答えがわかりきっていることを聞く
そして、ダメな質問のポイントその3は、「答えがわかりきっていることを聞く」ことです。現代では、GoogleやchatGPTなどを利用して簡単に情報を得られる時代です。そのため、「インスタで投稿したいんですけどどうやったら投稿できますか?」のような答えがすでにわかっていることを聞かれると、質問に答える側も疲れてしまうことがあります。
もちろん、「すべての答えがわかっている質問を聞くな!」というわけではありません。調べて解決できる内容かどうかを見分けることが難しいケースもあると思います。ただ、毎回Googleで検索すれば答えが出てくるような質問ばかりだと、質問に答える側も疲れてしまいます。質問者と質問を答える側の関係性を良好に保つためにも、まずは自分で調べて考える癖をつけていただくことが望ましいです。
ダメな質問4:答える側が精通していないことを聞く
ダメな質問のポイント4は、「答える側が精通していないことを聞く」ことです。これはあまり多くの人がやってしまうことではないのでここはさらっとお話をしようと思います。例えば、SnsClubの場合は今は基本的にInstagramのコンサルに特化しているのでインスタ運用における質問以外のことに関しては皆さんが望んでいる質の回答を持っている可能性は少ないという風に考えておいてください。
SnsClubのように質問をするべき内容が明確な環境であればこういった失敗をされる方は少ないと思います。しかし、もしかしたら皆さんが普段お仕事をされる中で、なんでも知っているように見えるすごい物知りな方とかに、「いやそんなん俺が知るわけないやん!」と思われてしまうような質問を投げてしまっている可能性はなきにしもあらずなので、自分が質問する時に「そもそもこの質問この人に聞くのがベストなのか?」と常に考えておきましょう。
質問する前に、その人が適切な相手かどうかを見極めることが大切です。質問者も答える側も時間を無駄にしないために、適切な相手に質問しましょう。
ダメな質問5:抽象的すぎる質問
最後のダメな質問のポイントは、「抽象的すぎる質問」です。これは先ほどの「自分の意見がない質問」と近いですが、具体的な情報が足りないために答える側が整理しきれない質問です。例えば、
最近フォロワーの伸びが低いんですけどどうしたらいいですか?僕は投稿の質が低いことだと思っています
このような質問の仕方だと、一応結論から言えていますし、自分の意見も入っています。「ただフォロワーが伸びないけどどうしたらいいか?」この質問を答えるためには整理しなきゃいけない情報が多すぎます。
- 投稿の内容はどんなことなのか?
- アカウントのコンセプトに添えているのか?
- ペルソナは誰なのか?
- フォロー率は何パーセントなのか?
- プロフアクセス率は何%なのか?
- 平均リーチ数は?
- ホーム率は何%なのか?
- リールの再生回数はどのぐらいなのか?
- それは最近伸び見えないのかそれともずっと伸びていないのかどちらなのか?
このような形で聞かなきゃいけない情報が多すぎます。フォロワーが伸びない理由を聞く場合、具体的な数字や状況を伝えて質問することで、答える側も適切な回答を返しやすくなります。
抽象的な質問をする際は、答えるために必要な情報も同時に提供するように心掛けましょう。具体的な情報が伴っていれば、答える側も問題を理解しやすく、適切なアドバイスがもらえる可能性が高まります。
まとめ
本日はいい質問の条件ということでお話をしていきました。SnsClubはチャットで質問し放題ということが本当に魅力的なサービスになっています。ただやはり質問が上手な人とそうでない人のでは成長速度でや欲しい回答がねもらえる可能性が大きくわってくるのでぜひ今日の内容を参考にして質問をしていただけたらと思います。それでは今日も人生を変える1日にしていきましょう!