オープニング
おはようございます。駒居です。
本日のSnsClubラジオはインスタ発信者は絶対に知っておきたい「行動心理学7選」というテーマでお話をしていきます。
皆さん、行動心理学という言葉はご存知ですか?行動心理学というのはアメリカのジョン・ブローダス・ワトソンさんっていう方が提唱した心理学の1つです。定義を要約してお伝えすると、「人間は心理状況下でどのような行動を起こすのか?」といったものを研究した学問になります。行動心理学を学ぶことで、ある程度、人の行動や意思決定をコントロールできるようになります。
行動心理学を学ぶ理由
インスタ運用をする上で、私たち発信者が一番に優先すべきは、支持してくださるユーザーやフォロワーの皆様に有益な情報を届けて価値提供することです。ただ、実際に運用をしていくにあたり、「もっといいね数や保存数を増やしたい!」や「リンクを踏んで商品を購入してもらいたい!」などとフォロワーさんの感情を動かして、行動してもらう場面が必ず発生します。今回ご紹介する「行動心理学」を学ぶことで見てくださるフォロワーさんの行動をある程度コントロールすることができるようになります。
もちろん悪用厳禁ではありますが、是非今回の放送を聞いて活用していただければと思います。
Instagram運用で使える行動心理学7選
バンドワゴン効果
1つ目は「バンドワゴン効果」というものになります。これは、大勢の人が支持しているものは、より支持されやすいというような心理効果になります。
これをInstagramに応用すると、タイトルに「この商品が今めちゃくちゃ流行ってる」や「今、韓国で話題沸騰中」などのキャッチコピーをつけてあげることによって、「流行っていて、皆んなが買ってるってことはきっと良いものなんだ!」というバイアスが生まれ、商品の購入に繋がることがあります。
また、「フォロワーが少ない人よりもフォロワーが多い人の方がよりフォローされやすい」というのもこのバンドワゴン効果が適用されていると思います。実際、どれだけ有益な情報を発信していたとしても、いざプロフィールを見た時にフォロワーが10人だとあまり権威性を感じず、フォローしてもらえないといったケースもあります。逆を言うと、大した内容を発信していなくてもフォロワーが1万人いるとフォローされやすいというのが現実です。
返報性の原理
2つ目は「返報性の原理」です。こちらは皆さんも1度は耳にしたことががあるかもしれませんが、人に何かされたらその人にお返しをしたくなるような心理状態のことを言います。
Instagramで活用されている例として、フォロー周りやコメント周り、いいね周りは返報性の原理を意識したアクションの一種になります。(僕がこれらを推奨するかは全く別の問題です!)
その他には、ストーリーの質問コーナーやDMでユーザーから相談や質問が届いた時は、丁寧に丁寧に答えてあげると、そのユーザーは「ここまでやってくれたんだから、この人を応援したい!」という感情になり、自分のファンになってくれる可能性がUPします。
スナップ効果
3つ目は「スナップ効果」というものになります。スナップ効果とは、周りと同じものはいらないという心理のことを指します。バンドワゴン効果とは真逆の行動心理で、人と同じものは嫌だと感じる現象です。
新しいガジェットやファッションアイテムは欲しくなるけど、周りの人と同じものはちょっと嫌だと感じたことがある人も多いのではないでしょうか?(実際、僕はこの心理が強く働くことが多いです笑)「人と違うものを持ちたい!」という欲求は自然なことです。
これをInstagramに応用すると、例えば「テンプレ大学生から抜け出したい人必見!」など、周りと違うことをアピールすることができますし、「これから絶対に流行る!」など、今はまだ流行っていないものを先取りして訴求することもできます。僕のようなあまのじゃくな人間には、人と違うことをしたい欲求を刺激する効果が強いので、こういう訴求方法もぜひ覚えておきましょう。
プロスペクト理論
4つ目は「プロスペクト理論」です。プロスペクト理論というと聞き馴染みないかもしれないですが、「損失回避の法則」を利用した行動心理になります。人は「得をする」よりも「損をする」と言われた方が行動を起こしやすいということです。つまり、商品の魅力を紹介する時に「得する!」よりも「損する!」という言葉で訴求する方が、より効果的にリーチを増やすことができます。
これをInstagramで応用すると、ポジティブ訴求よりも、ネガティブ訴求の方が効果的であると言えます。例えば「◯◯がもらえるよ!」という訴求より、「この期間を逃すと◯◯円失っちゃうよ」のように何かを失うことを訴求することで、リーチ数が増え、その結果、商品も売れやすくなるため、インスタ運用においては積極的にこの理論を応用することが重要です。
ウィンザー効果
5つ目は「ウィンザー効果」というものになります。ウィンザー効果とは、第三者を通して伝えられた情報の方がより信憑性が上がるという心理効果のことです。
例えば、直接「◯◯ちゃん、めっちゃ可愛いね!」と言われるよりも、「共通の友人が言ってたんだけど、◯◯ちゃんのこと、めっちゃ可愛い…って言ってたよ!」と言われた方がなんだか嬉しいし、信憑性がUPしますよね。第三者の意見にはそれだけのパワーがあるということです。
これをInstagramで応用すると、商品紹介をする時に自分の口コミだけを載せるのではなく、フォロワーさんの口コミや感想を積極的に載せることです。これによって、商品への信憑性が高まり、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
ハードトゥーゲット
6つ目は「ハードトゥーゲット」です。ハードトゥーゲットとは、日本語を直訳すると「入手困難なもの」という意味を持ちますが、このテクニックは、相手を特別扱いすることで好感や信頼を得ることができるというものになります。
インスタ運用に限らず、恋愛などにも応用が効くテクニックとして知られており、特別扱いされると嬉しいと感じる人は多いものです。例えば、誕生日パーティーを開催するとき、大人数で1つのプレゼントを用意していたとしても、もし1人のだけ別のプレゼントも特別に用意してくれていたら、その人のことを素敵だと思いませんか?
これをInstagramに応用すると、「フォロワーさん限定の特典」や「普段からコメントやDMでやり取りをしてくださっている方には特別にプレゼント」といった形でフォロワーさんを特別扱いをすることができます。もしあまり興味のないものでも自分自身が特別扱いされると、興味が湧いてきたり、つい買ってしまうという人もいるでしょう。ハードトゥーゲットは「返報性の原理」と上手く掛け合わせて使うことにより、商品が売れやすくなる訴求が作れるのでぜひ覚えておいてください!
ピークエンド効果
最後の7つ目は「ピークエンド効果」というものになります。ピークエンド効果とは、人の記憶において最も印象に残りやすいのは一番盛り上がってた部分と最後の部分だという心理効果のことです。Instagramの投稿やリールを作る際には、ピークエンド効果を応用すると非常に効果的です。
例えば、自分が一番好きな映画や漫画を思い浮かべてみましょう。「その作品を紹介して!」と言われた時に、一番最初から最後までの全部を語れる人はなかなかいないと思います。僕自身、最近観た映画の中で一番面白かったのが「ブルージャイアント」という映画ですが、紹介しようとすると思い出せるのは、印象的に残っている1番好きなシーンと、最後どういう風な終わり方をしたかというところだけです。その作品で一番印象に残ったシーンや衝撃的だったシーン、物語の終わり方が覚えているのは、ピークエンド効果が働いているからだと言えます。
これをInstagramに応用すると、フィード投稿やリールを作る時、ユーザーの印象に残るようなピーク部分と最後のインパクトが大切にするべきということです。フィード投稿は「表紙である1枚目」、リールは「最初の1秒」、ここにインパクトを残すことができれば、正味その他の部分はあまり重要ではないとも言えます。インスタ運用においては、最初にピークを持ってくる必要があるということを考えると「ピークエンド効果」とは呼ばず、「スタートエンド効果」と覚えてもらえるとより使いこなせるようになるかと思います!
まとめ
今回は、Instagram運用に使える「行動心理学7選」というテーマで、7つの行動心理、それぞれの説明とInstagramで実際にどのようにして活用するかについて解説しました。今日の放送を聞いて、インスタ運用にどんどん取り入れて頂きたいと思っています。そして、皆さんがフォロワーさんの行動心理を操れるようになり、投稿をバズらせたり、アフィリエイトに成功したりと、より良い運用ができるようになって下さると、僕としてもとても嬉しいです!
では、今日も人生を変える1日にしていきましょう!