オープニング
おはようございます。本日は「偶然ゴールにたどり着く人はいない」というテーマでお話ししていきます。
本日は、生徒さんからいただいた質問や意見からのラジオではなく、最近体験したことから学び取ったことをシェアしたいと思います。
富士山登山の経験
富士山に登ったきっかけ
現在、8月26日(月曜日)ですが、ちょうど1週間前に会社の仲間たちと一緒に富士山に登りに行ったんですね。その体験が僕にとってすごく良い経験で、多くの学びがあったので、それをシェアしたいと思います。
そもそも、なぜ富士山なのかというお話ですが、学生時代から「いつかは登ってみたいな」と思っていたものの、なかなか機会がなく、仕事やプライベートを優先して挑戦できていませんでした。しかし、マコなり社長のコンサルの中で、宴会でマコなり社長に「富士山、良かったよ」とお勧めされたので、
「じゃあ、行くしかないでしょ」
ということで、秘書に依頼して会社の仲間と一緒に登ることにしました。
一応理由付けとしては、うちの会社では2ヶ月に1回ぐらい、会社のメンバーと一緒にレクリエーションとして小旅行に行ったり、みんなで遊びに行ったりしているのですが、ちょうど8月のレクリエーションの内容も決まっていなかったので、「じゃあ富士山に行くか」ということで決定しました。
さらに、SnsClubは日本一のサービスを目指しているので、日本一目指すのであれば、日本一の景色を見ておこうと考えました。総勢11名のスタッフたちと一緒に登ることを決心しました。
予期せぬハプニング
実際に登ってみてどうだったかという話ですが、やはりきつかったですね。
- 朝7時:富士山行きのバスに乗車
- 昼前:富士山5号目に到着
- 昼:昼食とり、登山開始
- 昼後:約6時間かけて登り続ける
- 夜:富士山8合目の山小屋に到着して仮眠
- 深夜12時:山頂を目指して出発、ご来光を望む
しかし、予想通りにはいかず、ハプニングもありました。
道が険しく、中には膝が痛いと言う仲間や、高山病で頭が痛いという仲間もいました。そんな中でも、みんなで声を掛け合い、助け合って登りました。
しかし、山小屋で仮眠中に大嵐に見舞われ、12時過ぎに山頂に向けて出発する予定が、1時間様子を見て、雨が止まない場合は引き返すことになりました。
1時間後、深夜1時くらいに雨が止んだので登り始めましたが、すぐにまた大雨が降り始めました。引き返せない状況だったため、山頂まで行きましたが、山頂も大嵐の中だったため、ご来光どころか何も見えませんでした。
ほんのり薄暗い中で、ライトがなければ少し厳しい状況でした。1時間ほど山小屋で休憩し、冷え切った体で大雨、大嵐、強風の中を下山しました。
僕は人生で初めて「これは死ぬかもしれない」と死を意識しました。
寒さと風に吹かれながら、4〜6時間山を下らなくてはならないとしたら心臓が止まってしまうかもしれないと感じました。非常にハードな経験でした。
富士山に登ってみて
残念ながらご来光を望むことはできませんでしたが、ポジティブに捉えると、そんなにしんどい経験をすることは大人になるとなかなかありません。
そういう経験ができたことは良かったと思いますし、一緒に登山したスタッフたちも「すごく良い経験ができた」と言っていたので、本当に行って良かったと思います。
生徒さんやフォロワーの中には、登山をしたことがある方やこれから挑戦しようとしている方もいらっしゃいますので、アドバイスをするとすれば、しっかりと準備を整えたら、フィジカル的には無理なく登れると思います。
普通に高齢の方や10歳ぐらいの子供も登っているので、大人が絶対に無理ということはないと思いますので、肥満体型ではない限り登り切れると思います。ぜひ挑戦してみてください。
富士山に登って学んだ9つのこと
はい、それでは今回、富士山に登ってみて僕自身が感じたこと、学び取ったことを9つシェアしたいと思います。
これは、富士山に登る際に気をつけてほしいポイントではなく、実生活やSNSにも役立つ内容としてシェアしたいと思いますので、ぜひ最後まで聞いてください。
その1「道具は徹底的に整えろ」
1つ目は「道具は徹底的に整えろ」ということです。
山登り、特に富士山を登る際に、サンダルで登る人はいないと思いますが、僕は事前にツアー会社から支給された物品をレンタルして登りました。
しかし、中にはレンタルをせず、自分で用意した靴や服で登っていたメンバーもいました。その中には、大雨になることを想定していなかったため、足に水が染み込むようなスニーカーを履いて苦しんでいる人もいました。
また、他の外国人観光客の中には、合羽を持っておらずびしょびしょになったり、登山用の杖がないために坂道を大変そうに登っている人もいました。
道具の有無で、山を登る難易度が圧倒的に変わってきます。
これは、仕事やSNSにおいても絶対的に言えると思います。
仕事においては、パソコンを買うのを渋ってスマホだけで作業するのと、必要な道具を整えるのでは効率が大きく異なります。
SNSに関しても最近CapCutが有料化しましたが、これをためらって使いにくい状態で使うと、明らかに効率が落ち、体力やメンタルにも負担がかかります。
したがって、仕事やSNSの発信に必要な道具は、多少の出費をしてでも徹底的に整えた方が良いと、富士山の登山を通じて再確認しました。
その2「素人は黙ってプロに従え」
2つ目は「素人は黙ってプロに従え」ということです。
今回、仲間たちとツアーのような形で申し込んだので、勝手に登山ルートを選んで登ったわけではありません。しっかりとガイドさんの指示に従い、そのペースに従って登る形になりました。
ほとんどのメンバーが初めての登山だったため、どのようなペースで登ればよいのか、休憩のタイミングや方法、7時に山小屋に到着するための時間配分など、すべてをガイドさんにお任せしていました。
もし仲間たちだけで行っていたら、最初に体力が元気なうちに飛ばしすぎてしまい、バテて山頂までたどり着けなかったり、時間配分が不適切だったり、休憩の仕方が分からず脱水症状になったりする可能性が考えられると思います。
ガイドさんが休憩時間やタイミング、登り方のペース配分などをすべて考えてコントロールしてくださったおかげで、「みんなもいけるんじゃないか」といえるくらいの難易度で山頂までたどり着けました。
やはり、素人が右も左も分からない場合は、自分の考えで先々進んだりのんびり休憩したりするのではなく、プロの指示に従うことで最短で目標にたどり着けると実感しました。これは仕事やSNSにおいても意識するべき点です。
- 自分の考えで進めたり休憩するのではなく、プロに従う
その3「高い山は一人では登れない」
3つ目は「高い山は一人では登れない」ということです。
少し自己啓発的になってしまいますが、下山中の大嵐に打たれながら、嵐が止んで標高が下がってきた時に、
ガイドさんから
「嵐の中では一人だったら死んでいたかもしれないね」
と言われました。その言葉がとても印象に残っています。
その時は、「そもそも死ぬような状況で歩かせるのはどうなんだ」と感じましたが、僕自身も一人で登山をしていたら、途中で心が折れてしまったと思います。
果てしなく6時間、7時間と登り続け、大雨や大嵐の中を歩かなければならず、真っ暗な中で寒さと風に吹かれて「死ぬんじゃないかな」と思ってたタイミングで足を止めてしまい、諦めてしまう可能性が高かったと思います。
しかし、ツアーの先導をしてくださるプロの方や、何より一緒に登山をする仲間たちがいたからこそ、最後まで楽しみながら登れたのだと思います。
Instagramの発信や目標達成においても、目指しているのは低い山ではなく、多くの障壁や意図しないトラブルがあると思います。その中で心が折れずに登り続けるためには、一緒に歩いてくれる仲間がいるかどうかが非常に重要だと思います。
SnsClubにおいても、クラス制度を設けているので、同じクラスの仲間たちや同じジャンルで発信している仲間たちとしっかりとつながりを作り、一緒にSNSという高い山を登ってほしいと感じました。
その4「小さな成功体験を積み上げろ」
4つ目は「小さな成功体験を積み上げろ」ということです。
富士山登山をしたことがある方はご存知かもしれませんが、富士山には本当にたくさんの山小屋があります。山頂までの道のりには、体感で20個ほどの山小屋があったと思います。山小屋以外は基本的には全く景色が変わりません。何時間もある中で、足元に注意しながら泥土や砂利、岩を見ながら淡々と歩き続けるのは、心が折れてしまうと思います。
さらに、自分が今どのくらい登れているのかわからず、途中の通過地点にどのくらいたどり着けているのかもわからない中で、精神的にきついと思います。
20個ある山小屋に到着するたびに「一段落した」「登れた」と達成感を味わいながら、小休止をしながら登ることができました。
もし、山小屋がなかったらきつかったと思います。
次の山小屋がかなり上に見えて「その山小屋次あそこまで行くんか」「あんな高いところまで登らなければならないのか」と20回繰り返していきます。
しかし、一歩一歩着実に登っていくことで、次第に山小屋に到着し、「あんなところまで登れたんだ」という成功体験がやる気であったり、次の一歩を踏み出す勇気をもらえました。
SNSにおいても成功体験が重要だと感じました。
- 初めてコメントをもらえた
- 初めて再生回数1万回を超えた
最終的にはフォロワー数が何万人、収益が何万円、何十万という目標があると思います。
しかし、そればかりを目指すのではなく、目の前の小さな喜びや幸せを自分で設定し、淡々と中間地点として踏んでいくことが、長く続ける上で、そして最後まで心を折れずに続けるために非常に重要だと思いました。
まとめ
今回は「偶然ゴールにたどり着く人はいない」というテーマでお話ししました。
- 「道具は徹底的に整えろ」
- 仕事やSNSの発信に必要な道具は、多少の出費をしてでも徹底的に整える
- 「素人は黙ってプロに従え」
- プロの指示に従うことで最短で目標にたどり着ける
- 右も左も分からない場合は、自分の考えで先々進んだりのんびり休憩しない
- 「高い山は一人では登れない」
- 心が折れずに登り続けるためには、一緒に歩いてくれる仲間が必要
- 「小さな成功体験を積み上げろ」
- 目の前の小さな喜びや幸せを自分で設定し、淡々と中間地点として踏んでいく
少し長くなってしまったため、前編と後編の2部構成でお届けします。ぜひ後編も楽しみにしていただけたらと思います。
それでは、今日も人生を変える1日にしていきましょう!