オープニング
おはようございます。本日は「偶然ゴールにたどり着く人はいない Part2」というテーマでお話していきます。
前回の「偶然ゴールにたどり着く人はいない Part1」の続きになりますので、まだチェックしていないという方はそちらをまず確認していただけたらと思います。
富士山に登って学んだ9つのこと
その5「時には休息も必要」
5つ目は「時には休息も必要」ということです。
これは当たり前のことと思われるかもしれませんが、プロや普段から頻繁に登山をしている方以外は、ノンストップで富士山を登るのは非常に厳しいと思います。
これは富士山だけではなく他の低めの山でも同様だと思います。
体が疲れたり、メンタル的に弱っている状態で歩き続けると、結果的に休憩を取った人よりも遅く到達してしまったり、結果的に体や心が壊れて登り切れない状態になってしまうことがあります。
そのため、適度にチェックポイントを設け、自分の体がしんどいと感じた場合や、きついサインが出てきたときは、早めに休息を取ったり自分にご褒美を与えつつ、長く登り続ける必要があります。
基本的には、SnsClub内や僕個人としては「毎日投稿してください」「何があっても半年間はやり切りましょう」といったスタンスは変わりません。しかし、「一切の例外を作るな」というわけではなく、メンタル面や身体的にどうしてもきつい場合や、これ以上続けると危険だと感じるときには、1日休むなどの休息を取ることが重要です。
ただし、勘違いしてほしくないのは、中途半端に休んでやるというよりは、メリハリをつけた休息が最終的なゴールに到達するためには必要だということです。ぜひ、参考にしてください。
- 中途半端に休むのではなく、メリハリをつけた休息をとる
その6「辛い時に辛い顔をするな」
6つ目は「辛い時に辛い顔をするな」ということです。
もしかしたら想像がつくかもしれませんが、僕は登山している間、基本的に一生ポジティブでした。もちろん、きつかったです。足は棒のように疲れ、景色は変わらず、途中地点の山小屋に到着したと思ったらまた高い場所にある山小屋を目指さなければなりませんでした。
普通であれば、しんどい、暑い、寒いなど言いたくなるものですが、
僕は仲間たちに対して常に
「楽しいね」
「こんなきつい体験なかなかできないね」
「思ったよりちょろいな」
「俺、全然まだまだいけるよ」
「楽しい言葉使おうよ」
「しんどい顔をするのやめて、なんならここで記念写真を撮ろう」
といった声かけをしながら山登りをしていました。
僕のポリシーとして、辛い時に辛い顔をするのは簡単だと思っています。辛い時に辛い顔をしたり、愚痴を言ったり、「辛い」と発言するのは簡単で自然なことですが、それが最適解とは思いません。辛い時に、辛い顔しても、「辛い」と言っても、現状は何も変わりません。また、その解釈はより一層「辛い」「私はかわいそうだ」と感じるようにさせてしまいます。
だからこそ、「気持ちいい」「逆にこんな経験できて良くない?」と、辛い時ほどポジティブな言葉や態度を取るようにしています。
そんな僕でも下山中の寒さと風で死ぬんじゃないかと思った時だけは辛そうな顔をしていたらしく、その時に仲間から「あんなにしゃべっていた駒居さんが黙っていたら、本当にやばい気がしてくるので、何か喋ってください」と言われて、辛い顔をしたらダメだと思いました。
もしかしたら他のお客さんからすると、黙って登りたいのに「なんかやかましい奴がいるな」と思われたかもしれません。
しかし、その仲間の声を聞いて、やはり辛い時でもポジティブな声かけや態度、そして「気持ちいい」といった言葉を使うことが、メンタル的にも体力的にも支えになれていたのだと感じました。この経験を学びとして取り入れました。
その7「目の前の一歩に集中しろ」
7つ目は、「目の前の一歩に集中しろ」ということです。
富士山の標高は、確か3600〜3700メートルぐらいだったと思いますが、いきなり一足飛びに登れるわけではなく、合計で約2万歩を積み重ねて山頂に到達します。上を見ながら歩くのではなく、基本的には地面を見て転ばないように、石を踏まないように、足を取られないように登り続けます。
この一歩を怠ると、途中で足を踏み外したり、医師に足を取られて足をくじいたりする可能性があります。だからこそ、目の前の一歩一歩に集中しながら、黙々と全力で足を進めることで、気づけば高いところにたどり着いているということを実感しました。
これは仕事でも同じです。
崇高な目標やビジョンを掲げることは重要ですが、今目の前にある状況ややらなければならないことを冷静に判断し、一瞬一瞬に全力をかけることが重要です。
これ以外はやるべきではないと、登山でも改めて感じました。
SNSにおいても同じです。フォロワー1万人になりたい、投稿をバズらせたい、収益化したいという気持ちはありますが、そこに目を取られすぎると、目の前でやらなければいけない一歩一歩が辛く感じることがあります。
その差が見えてしまい、一歩しか進んでいないと感じるかもしれませんが、着実に一歩を進むことで、高い目標に近づけるということを登山で学びました。
毎日の投稿やクリエイティブの作成、素材の作成などを積み重ねていってください。
- 目の前にある状況を冷静に判断し、着実に進む
その8「登山道を作った人が一番すごい」
8つ目は、「登山道を作った人が一番すごい」ということです。
学びになるかはわかりませんが、山を登っていて鳥肌が立ったことがあります。
僕らがしんどいと思いながら山を登っているけれど、
この岩肌が露出している隣には普通に草が生えていたりしていて、崖で、
「この道を作った人は何者なんだ」と思わされました。
富士山は自然にできた状態では、登りやすい坂道や階段、岩の配置があるわけではありません。
もともと森や崖だったところを切り開き、草を刈り、除草剤を巻き、階段を作り、山小屋を作った人たちがいます。そのおかげで、今自分たちは登山ができるわけです。
このことから、SNSで「道を作るような人になれ」と言いたいわけではないです。
自分が当たり前のようにSNSで発信したり、情報をインプット・アウトプットできたり、プライベートを当たり前のように安全に生活できているのはそうした道を切り開いてくれた誰かがいるおかげで様々な経験や挑戦ができているのだと感じました。
そのような人に感謝の気持ちやリスペクトを持ちつつ、道を作ってくれた人がいることに気づけるような価値観を持つことで幸福感も高まるのではないかと思い、この学びをシェアさせていただきました。
その9「頂に偶然たどり着く人はいない」
9つ目のことは、「頂に偶然たどり着く人はいない」ということです。
今回、残念ながらご来光を拝むことはできませんでしたが、気づいたら富士山の山頂にいたという人はいません。日本一高い山、標高も4000メートル近い場所に、ふらふら歩いてたまたまたどり着くなんてことはあり得ません。
今回も、僕たちは「どうせ日本一を目指すなら、日本一の山に登ろう」と決めて、仲間たちと富士山に行きました。
富士山の頂上にいる人は、まず行こうと思った人、そして実際に行動に移した人、さらに山頂まで諦めなかった人だけです。
僕もSnsClubやエスキャンなど様々なSNS関連事業を運営していますが、絶対になんとしてでも日本一を目指したいと考えています。
そのためには実際に行動し、日本一の事業を作るまでは絶対に諦めないと決めています。
これは、ただ頂点を目指すという話だけでなく、皆さん一人一人のプライベートやお仕事、SNSにおける目標にも当てはまります。
自分がこうなりたい、こういう生き方をしたい、こういう働き方をしたい、こうありたいという目標やゴールは、偶然たどり着けるものではありません。
まずは行きたいと心の底から本気で思うこと。そして、それに対して実際に行動すること。
綿密に計画し準備し、歩き始めること。そして最後まで諦めないこと。
これをしないと、自分が目指すゴールにたどり着くことはありません。
たとえば、SnsClubに入会したとしても、やる気が出ないとか家庭の事情で止まってしまうといった理由で途中で諦めたり、自分を正当化したり、甘えてしまう人がいると思います。しかし、そのような状態では、皆さんの登りたい山や理想の人生、理想の在り方にたどり着くことはないと思います。
ですから、もし絶対に諦めたくない目標や生き方があるのであれば、それに向かって一歩一歩目の前に集中しつつ行動し、最後まで諦めずにその山を登り続けてほしいと思います。
まとめ
はい、ということで、今回はかなり長くなったので二部制になっているんじゃないかなと思いますが、仲間と一緒に富士山に登って感じたことをシェアさせていただきました。
- 道具は徹底的に整えろ
- 素人は黙ってプロに従え
- 高い山は一人では登れない
- 小さな成功体験を積み上げろ
- 時には休息も必要
- 辛い時に辛い顔をするな
- 目の前の一歩に集中しろ
- 登山道を作った人が一番すごい
繰り返しになりますが、偶然ゴールにたどり着く人はいません。
そして、ゴールにたどり着くまでには、いろんな障壁や坂道、壁、トラブルがあると思います。
でも、それでも最後まで諦めずに登り続けた人こそが、人生を変えられる人だと僕は富士山の山頂に立って帰ってきてから思いました。ぜひ、そういったマインドセットで僕自身も頑張りたいと思いますし、皆さんと一緒に山を登っていきたいと思います。
それでは、今日も人生を変える1日にしていきましょう!