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    「考える」について考える

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    オープニング

    おはようございます、駒居です。

    今日は「考えるについて考える」というテーマでお話をしていきます。

    それでは早速、生徒さんからいただいた質問を読み上げます。

    ご質問

    考えすぎてしまいます

    いろいろ迷走してしまい、2週間近く経過してしまいました。答えが出ないのが答えなのでもう次に進もうか?と思っています。

    答えが出ないって、もちろん5分くらいのリサーチとかであればもうちょっと考えなよとなるのですが、駒居さんが答えが出ない場面に当たったとき、どのくらい悩んで答えが出なければもう悩むのをやめようってなりますか?

    状況は考える悩みによってもちろん異なると思います。漠然とした質問ですみません。

    今回は私がどのくらい悩むのか、についてのご質問でした。おそらくその質問の背景としては、悩みすぎて考えすぎて時間を使ってしまう、時間がただただ経過してしまって焦りを感じている、そのような部分がこの質問の背景としてあるのではないかと思います。

    ということで今回は、「考える」とはそもそも何なのか?そしていつまで考え続けるべきなのか?ということをお話ししていきます。

    これを聞いている皆さんも、何か壁にぶつかって考えても考えても答えが出なくて、ぐるぐると同じ思考ループしてしまった経験があると思います。もちろん私自身も経営者として日々決断を迫られている中で、この判断は正しいのだろうか?この意思決定でいいのか?もっといいものがあるのではないかと悩むことが本当に非常に多いですし、毎日がそうです。むしろ悩むことが仕事だとすら言えるかもしれません。

    だからこそ、この悩んだり考えたりすることを日常的にやっている「悩みのプロフェッショナル」として、私なりの考え方や対処法をお伝えしていきます。

    「考える」ということは何か

    それではまず、この「考える」ということは何かについての私の持論をお話しします。

    多くの人が考えるというと、頭の中でいろいろな可能性や選択肢を巡らせること、つまり思考することと同一視していると思います。しかし、私は、それは考えるという行為の一部に過ぎないと思っています。

    本当の意味での考えるというのは、この3つのステップで構成されると思います:

    1. 思考する:頭の中でアイディアを巡らせる段階
    2. 言語化可視化する:思考を外に出す段階
    3. 検証する:実際に試してみる段階

    この3つが揃って初めて考えるという行為が完結すると思います。考えるというのは状態を表すことではなく、私は動詞だと思います。何か行動につなげることが初めて「考える」であり、検証までのプロセスが初めて「考える」だと思っています。

    例えば自分のアカウントをどのように運用していくべきかという課題があったときに、頭の中で「こうしたらいいかな」とか「でもこっちの方がいいかも」と考えているだけでは、実はこれは考えているとは言えません。それは単なる思いを巡らせている、いわば妄想しているだけの状態です。

    本当に考えるためには、思考を言語化してメモやマインドマップに書き出し、さらに実際に行動に移して検証する必要があると思います。考えるの本質は思考・言語化・検証という一連のプロセスにあります。

    では質問の本題に入りますが、どのくらい悩んだら次に進むべきかという点について、これはもちろん状況によって異なりますが、私の場合はこのような基準で判断しています。

    • ずっと同じ思考をループしていないかどうか
    • 新しい情報や視点が入ってこないかどうか
    • 時間をかけることにより、リスクとリターンが釣り合っているのかどうか

    特に一つ目の同じ思考をループしているというのは、もう次のステップに進むべきサインだと思います。

    例えば「この投稿内容でいいのかな、でもこっちの方がいいかも、いや、さっき考えたやつの方が」というように、同じ思考が循環しているだけで前に進んでいない状態はよくあると思います。そのようなときはもう考えることをやめ、実際に行動に移すべきタイミングだと思います。なぜなら、頭の中で考え続けても新しい発見はなく、時間だけが過ぎていくからです。

    私の場合、基本的にこのような時間軸で判断するようにしています。

    • 小さい決断(投稿内容を考えるやスケジュール調整する):1分以内で意思決定
    • 中規模の決断(サポートサービスの内容や価格を設定する):最大でも1日
    • 大きい決断(新規事業を展開や大型投資をする):最大でも1週間くらい

    もちろんこれはあくまで目安ですが、重要なことは、頭の中で考えている時間と実際に行動する時間のバランスだと思います。特に重要なことは後者の実際に行動している部分だと思うので、そちらにウェイトを割いてほしいと思います。

    考えるということを効果的に行動に変えるための方法

    ここからは、この考えるということを効果的に行動に変えるための方法を、4つお伝えします。

    1. 思考を可視化する

    まず1つ目が、思考を可視化するということです。具体的にはノートに書き出したり、マインドマップを作ったり、音声メモに録音したりと何でも構いません。

    重要なことは、形にすることです。これにより頭の中がすっきりし、客観的に自分の考えを見ることができます。また漠然とした思考が整理されて、次のアクションが見えてくることも多いです。

    私の場合はiPadを使うことが多く、思考を書き出すようにしています。それによって考えが整理され、判断すべき要素や足りない要素が明確になっていきます。よくお勧めしますが「ゼロ秒思考」という本に記されているメモ書き、これをやっていただいたら悩む時間は確実に減っていくと思います。

    2.考える時間に制限を設ける

    そして2つ目は、考える時間に制限を設けることです。例えば「この課題・悩みについては30分だけ考えて、その後はもう判断して決めてしまう」というように、明確な時間枠を決めていくことが重要だと思います。

    私も頭の中で考えてしまいそうなタスクや意思決定がある場合は、タイマーをセットしてこれまでに絶対に終わらせると決めることが結構あります。これにより、ダラダラと考え続けることを防いで集中して効率的に思考することができます。

    そして時間制限があることによって本能的に結論を急ぐようになり、優先順位も自然と明確になっていきます。

    ということで2つ目のポイントは時間制限を設けるということです。

    3.仮説と検証のサイクルを回していく

    そして3つ目は、仮説と検証のサイクルを回していくことです。完璧な答えを求めるのではなく、仮説として一旦結論を出して実際に行動して検証するサイクルを回してみましょう。例えば「自分のアカウントの今の運用の仕方が最適かどうか分からないけれども、まずは1週間くらい試してみよう」というようなアプローチです。

    実際に行動してみることにより、考える・思考するだけでは得られない気づきが確実に生まれます。そしてまた、実際によって得られたデータをもとに次の判断をすることができます。

    私はビジネスの判断に関してもまずは一旦やってみるというアプローチをよく取ります。例えば新しいサービスを考えるときも、まずは小規模で提供してみて反応を見るということが多いです。

    4.他者の視点を取り入れる

    そして最後のアクションが、他者の視点を取り入れるということです。一人で悩み続けるのではなく、他者の視点を積極的に取り入れてみてください。同じ問題だとしても他の人の視点から見ると、全く違う解決策が見えてくることがあります。

    特に自分とは異なる経験や知識を持つ人からのフィードバックは非常に価値があります。SnsClubで言えば講師や同じクラスの仲間、あとは同じジャンルで既に成功されている生徒に相談してみることにより、自分では気づかなかった視点を得られることがあります。

    私も重要な判断をする際は必ず会社の幹部や、メンターとなってくれるような方など、複数の信頼できる人に意見を求めるようにしています。

    特に自分とは異なる視点を持つ人の意見は新たな気づきをもたらしてくれます。そのため、しっかりと周りの意見も取り入れるようにしてください。

    まとめ

    本日は、「考える」事に対し、私なりの考えをお話ししました。

    最後にポイントをまとめると、考えるというのは頭の中で思いを巡らせるだけではなく、言語化して検証するプロセスであるということです。

    そして、同じ思考をループしているのであれば、それは次に進むサインであるということです。

    そしてこの「考える」を行動に変えるためには、

    考えるということを効果的に行動に変えるための方法

    ①:思考を可視化する

    ②:考える時間に制限を設ける

    ③:仮説と検証のサイクルを回していく

    ④:他者の視点を取り入れる

    ということをお話をさせていただきました。

    SnsClubの生徒の皆さんも、考えすぎて動けないという状況に陥ったら、ぜひ今日話した方法を試してみてください。

    思考を可視化して時間制限を設けて仮説立てて行動して、そして他の人の視点を取り入れることにより、確実に成長していくと思います。

    本日は「考えるについて考える」というテーマでお話をさせていただきました。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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