今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。
多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。
ぜひ楽しみに待っていてください✨
オープニング
おはようございます、駒居です。
本日は「万垢達成はゴールではない」という、一見当たり前のようでありながら、多くの人が見失いがちな重要なテーマについてお話しします。
大きな目標を達成した瞬間、私たちは天にも昇るような達成感を味わいます。寝る間も惜しんで積み重ねてきた努力が報われ、世界がまるで輝いて見えるように感じられるでしょう。
しかし、その強烈な光の裏側で、まるで燃え尽きてしまったかのように心が空っぽになり、次の一歩が踏み出せなくなる――これがいわゆる「燃え尽き症候群」です。目標に向かって誠実に全力で走り続けてきた人ほど、陥りやすい成功の裏に潜む深刻な罠でもあります。
そして本日いただくご質問も、まさにその壁に直面している、素晴らしい成功を収めた卒業生からの魂の叫びです。
それでは、いただいたご質問を読み上げます。
ご質問
万垢達成後の燃え尽き状態について

こんばんは。いつもラジオの更新を楽しみにしております。
このたび卒業生となりました。現役のうちに万垢を達成することができましたが、案件について学ぶ時間がほとんどないまま卒業を迎えてしまいました。さらに、万垢達成による大きな達成感に加え、本業や私生活の多忙さもあり、やや「燃え尽き症候群」のような状態になってしまい、投稿が止まってしまっています。
ありがたいことに、いくつかの動画が引き続き多くの方に届いているため、フォロワーは増え続けています。また、コメントやDMからは大きな励ましをいただいています。
それにもかかわらず、「せっかく万垢を達成し、ここからがスタートであるはずなのに、なかなか次の行動に移せない自分」がとても嫌になってしまいます。
このような状態に陥ったとき、駒居さんならどのように自分を立て直しますか。よろしければ教えていただきたいです。
回答



ご質問ありがとうございます。そして、SnsClubご卒業、誠におめでとうございます。現役での万垢達成は、決して簡単なことではありません。あなたの努力と才能が結実した、本当に素晴らしい結果です。心よりお祝い申し上げます。
しかし、その輝かしい達成感の裏側で燃え尽き、投稿が止まってしまっている。フォロワーは増え続けているのに、自分の心がついていけない。前に進めない自分が嫌になる――その苦しい葛藤、痛いほどよく分かります。
結論から申し上げます。その燃え尽きの正体は、あなたが「SNSを始めた本来の目的」、すなわち「人生のビジョン」という名のコンパスを見失っているサインです。今あなたがすべきことは、一度スマートフォンを置き、SNSから意識を完全に切り離したうえで、改めて「自分は、この一度きりの人生で、本当は何を成し遂げたいのか」という根源的な問いに向き合うことです。
なぜなら、断言しますが、SNSはあなたの人生を変えるための単なる手段であり、目的にはなり得ないからです。今日は、その人生のコンパスを再設定し、本当の意味での「第二章」をスタートさせるための三つの思考ステップについて、深くお話ししていきます。
1.万垢は「ゴール」ではなく「入場券」であると知る
まず、最も重要な認識の転換についてお話しします。それは、万垢達成はゴールではないということです。
例えるなら、必死に受験勉強をして、ようやく第一志望の大学に合格したようなものです。合格はゴールでしょうか。違いますよね。その大学で何を学び、どんな人に出会い、どんな未来を切り拓くか――そのための「入場券」を手に入れただけなのです。
多くの人が「万垢」という数字を神格化し、それを達成すること自体を最終目的にしてしまいます。しかし、それこそが燃え尽きの始まりです。数字という名の蜃気楼を追いかけ、それを手にした瞬間に、次に走る理由を見失ってしまうのです。
私の知り合いのインフルエンサーの中にも、万垢を維持するためだけに惰性で投稿を続けたり、フォロワーを購入して数字だけを保とうとしたりしている人がいました。これでは本末転倒ですよね。
考えてみてください。あなたはフォロワーという「数字」を集めるためにSNSを始めたのでしょうか。違いますよね。その数字の先にいる「人」に価値を届け、影響を与え、そしてあなた自身の人生をより豊かにするために始めたはずです。
せっかく人生をかけて手に入れた、影響力という名の強力な武器。その武器を、ただ達成感という名のケースにしまっておくだけでは、あまりにももったいない。
本当の戦い、本当の冒険は、その武器をどう使うか。ここから始まるのです。
まずは、「自分はゴールテープを切ったのではなく、スタートラインの号砲を聞いたのだ」と意識を強制的に書き換えてください。
輝かしい達成感を一度は誇りに思い、そしてそれを手放し、リセットすること。これこそが、次の一歩を踏み出すための、最も重要な準備運動となります。
2.「燃え尽き」の正体を正直に見つめる
次に、あなたが感じている「燃え尽き」という感情の正体を、自分に嘘偽りなく、正直に見つめ直してください。
この感情の源泉は、大きく分けて2つしかありません。
①「これで十分だ」という、心からの満足
②「まだやれるはずだ」という、理想と現実のギャップから生まれるもどかしさ
もし、あなたの答えが①の「満足」であるならば、それは素晴らしいことです。あなたはSNSという手段を使いこなし、心から満たされる現状を手に入れたのです。
それならば、無理に投稿を続ける必要は一切ありません。SNSから少し距離を置き、本業や私生活、そして目の前にいる大切な人たちとの時間を慈しむこと。それもまた、SNSで成功したからこそ選べる、立派な人生の選択であり、幸福の形です。誰にもそれを責める権利はありません。
しかし、今回ご質問をいただいたということは、おそらくあなたの心は②の「もどかしさ」に近いのではないでしょうか。「ここからがスタートのはずなのに」「自分がとても嫌になる」という言葉からは、あなたの魂がまだ渇望していることが、ひしひしと伝わってきます。
その「もどかしさ」や「自己嫌悪」こそが、あなたがまだ今の場所で終わる器ではないという、何よりの証拠なのです。それは、あなたを次のステージへと押し上げるために、神様が与えてくれた「成長痛」なのです。
静かに一人になれる時間をつくり、心の中で深く問いかけてみてください。
「私は、本当はどうしたいのだろう?」
「もし、誰の目も気にしなくてよいのなら、この影響力を使って何をしたいのか?」
見栄や世間体、親の期待といったあらゆるノイズをすべて遮断し、心の奥底から響いてくる――か細いけれど、確かな声に耳を澄ませてください。
3.人生のビジョンからSNSの役割を逆算する
もし、あなたの心が「まだこんなものではない」「もっと先に進みたい」と叫んでいるのであれば、やるべきことは一つです。
まず、SNSのことは一度脇に置いてください。インサイトやコメント、DMも、今は気にしなくて大丈夫です。まずは、「自分が本当にどんな人生を送りたいのか」を、頭の中でできるだけ具体的にイメージしてみてください。
どんな毎日を過ごしたいのか、どんな人と関わりたいのか、どんな気持ちで日々を送りたいのか――じっくり考えてみてください。
・あなたはなぜ、あの寝不足の日々を乗り越えてまでSNSを始めたのでしょうか。
・満員電車に揺られる毎日から抜け出したかったからでしょうか。
・会社や組織の歯車ではなく、自分の名前で誰かに価値を届けたかったからでしょうか。
・子どもに「好きなことをして生きていけ」と背中で語れる親になりたかったからでしょうか。
・あるいは、経済的な不安から解放され、家族をもっと幸せにする力が欲しかったからでしょうか。
その「理想の未来」という人生の目的地が明確であるからこそ、SNSという乗り物をどう運転し、どこへ向かうべきかが決まるのです。目的地を見失ったまま、ただアクセルを踏み続けても、道に迷い、やがてガス欠になるのは当然のことです。
今のあなたは、万垢という、とてつもなくパワフルなエンジンを手に入れました。あとは、どこへ向かいたいのか、あなたの人生のナビゲーションシステムに、もう一度行き先をしっかりと設定し直すだけなのです。
SnsClubの最初の課題である「人生でやりたいことリスト」を、今一度見返してみてください。必要であれば、アップデートしても構いません。
今の自分が本当に望むこと、叶えたいことを、10個以上書き出してみましょう。そのリストを眺めながら、「この理想を叶えるために、万垢という影響力をどのように活かせるか」を考えてみてください。
まとめ
- 万垢はゴールではなく、人生の第二章を始めるための「入場券」に過ぎない。その認識を脳に刻み込むこと。
- あなたの「燃え尽き」が、心からの『満足』なのか、成長を渇望する『もどかしさ』なのか、その正体を正直に見極めること。
- SNSを主役の座から降ろし、あなたの「理想の人生」を主役に置き、その実現手段としてSNSの役割を再定義(逆算)すること。
あなたのSNSアカウントは、あなたの人生そのものではありません。あなたの人生を、望む場所へと運んでくれる、信じられないほど強力なツールに過ぎないのです。
ツールに振り回されるのではなく、あなた自身が人生の絶対的な主役として、堂々とツールを使いこなしてください。あなたの輝かしい第二章の幕開けを、心から応援しています。
本日は、「万垢達成はゴールではない」というテーマでお話ししました。
今日も、人生を変える一日にしていきましょう!✨

