今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。
多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。
ぜひ楽しみに待っていてください✨
オープニング
おはようございます、駒居です。
本日は「善意のアドバイスに潜む罠」という、耳が痛いけれども非常に重要なテーマについてお話しします。
自分の人生を本気で変えようと覚悟を決め、新しい挑戦に踏み出したとき。必ずと言っていいほど、あなたの周りの誰かが、善意の仮面をかぶって足を引っ張るような言葉を投げかけてきます。
「そっちの道は危険だ」「お前のためを思って言っているんだ」と。
特に、それが専門家や先生といった権威のある人物からの言葉であった場合、その言葉は心に重く突き刺さり、前に進むための自信を失わせてしまうことがあります。
本日いただいたご質問も、まさにそのような状況で闘っている方からの、魂の叫びにも似た非常に重要なお悩みです。
それでは、いただいたご質問を読み上げます。
ご質問
他人からの『自分勝手』という言葉への向き合い方について

いつもSnsClubラジオを楽しみにしております。今回、アドバイスをいただきたいことがあり、ご連絡いたしました。
先日、カウンセラーの方から「自分勝手」と言われ、その言葉が心に残っております。私は仕事柄、心理カウンセラーの方と関わる機会が多いのですが、その方は夫婦関係に特化した実績ある先生です。Instagramを頑張り始めたことをお話ししたところ、次のように言われました。
「今は夫婦にとって大事な時期。そんなときに“妻”や“母”という立ち位置の人が自分勝手ではいけない。考え直したほうがいい。」
もちろん、駒居さんがおっしゃるように、その方が私の人生の責任を取るわけではありませんし、その言葉で歩みを止めるつもりもございません。ただ、その言葉が心に引っ掛かっており、踏ん張りどきに自分の中で言い訳にしてしまいそうな自分が少し怖いのです。
このような場面で、自責思考の視点からどのように考えていけばよいのか、アドバイスをいただけますと幸いです。
回答



ご質問ありがとうございます。まず、そのカウンセラーの重たい言葉に歩みを止めず、「どうすれば乗り越えられるか」と前向きな問いを立てられていること――その精神力の強さに、心から敬意を表します。
「自分勝手」。なんと強烈で、人の心を内側から縛りつける言葉でしょうか。しかも、それが「夫婦関係の専門家」という権威の衣をまとって発せられたのであれば、あたかも自分が絶対的に間違っているかのような錯覚に陥ってしまうのも無理はありません。その言葉を言い訳にしてしまいそうな自分が怖いと感じる――その誠実さも痛いほど伝わってきます。
では、自責思考の観点から、この状況をどう捉え、どう乗り越えればよいのか。結論から申し上げます。本当の自責思考とは、他人の評価という「ノイズ」に振り回されるのではなく、自分の人生の方向性を自分で決定し、その結果の全責任を自分で引き受けるという「覚悟」です。
そして今あなたがすべきことは、そのカウンセラーの言葉を「自分の価値観とは異なる意見の一つ」として客観的に位置づけ、あなたの人生に過度な影響を与えることを許可しない――そう「決める」ことです。
本日は、他人の言葉という名の呪縛から自らを解放し、この「覚悟」を本物にするための三つの思考法について、深くお話ししていきます。
1.食わず嫌いの専門外アドバイスを、心に入れない
まず大前提としてお伝えしたいのは、今あなたが取り組んでいる挑戦をよく知らない人からの意見は、そのまま鵜呑みにする必要はないということです。
これは、すでにヒントとしても触れましたが、まさに「食事の食わず嫌い」と同じ構造です。あなたが「こんなに可能性のある挑戦(SNSでの発信)を見つけたんだ!」と心の底からの情熱を込めて話しているのに、相手はそれを全く理解しようとせず、「そんな得体の知れないことをして、今の安定を失うなんてやめなさい」と言う。――全く話がかみ合っていないと思いませんか?
そのカウンセラーは、夫婦関係においては素晴らしい専門家なのでしょう。しかし、SNSで個人が影響力を持ち、新しい生き方を創造するという、あなたが今まさに挑戦している分野に関しては、完全な素人なのです。その人が見ている世界は、「妻はこうあるべき」「母はこうあるべき」といった過去の小さな物差しで、あなたの無限の可能性を測ろうとすること自体、間違っているのです。
本当に耳を傾けるべきは、あなたが挑んでいることを深く理解し、「もっとこうすれば良くなるよ」と一緒に未来を考えてくれる人々の言葉です。
つまり、SnsClubの講師や仲間、そして道を切り拓いてきた卒業生たちの声です。
- そのカウンセラーの言葉を、あなたへのアドバイスではなく、「その人の自己紹介」あるいは「その人の価値観の表明」として受け止めてください。
- そして心の中でこう言いましょう。「なるほど、あなたはそういう世界で生きているのですね。勉強になります。でも、私の人生の航路は私が決めます」と。
- そのうえで、その意見はいったん脇に置いておきましょう。反論したり、理解を求めたりしてはいけません。それはエネルギーの無駄だからです。
2.なぜ、そのノイズが気になるのか?自責の刃は、自分に向ける
「相手の言うことは気にしない」と頭で決めても、心がざわついてしまう。ふとした瞬間に、その言葉が胸に突き刺さる。――それはなぜか。
それは、あなた自身の心の中に、その言葉に共鳴してしまう「弱さ」や「迷い」が、まだ一片残っているからです。
「本当に自分は家族を犠牲にしていないだろうか」
「もし失敗したら、あの人の言う通りだったと後悔するのではないか」
その小さな不安に、カウンセラーの「自分勝手」という言葉が、悪魔的なタイミングで水を注いでしまった。だから、あなたの心の中でその不安が増殖してしまったのです。
本当の自責思考とは、他人を責める代わりに、この自分自身の内なる声にこそ、責任と分析の光を当てることです。「言い訳にしてしまいそうな自分が怖い」と感じた――これは素晴らしい自己分析です。まさにそれこそが、あなたが今向き合うべき本当の課題なのです。「あの人に反対されたから、やめておこう」と、行動しない理由を他人のせいにするのは、最も簡単で、最も成長のない逃げ道です。
本当の自責思考とは、その逃げ道を自ら断ち切り、「それでも私は進む」と、何度でも決断する――その連続的な強さのことなのです。
なぜその言葉がこれほど心に引っかかったのかを、ノートに書き出して徹底的に自己分析してください。
たとえば、次のような問いを自分に投げかけてみましょう。
- 「図星だと感じたからか」
- 「妻・母としての役割に対する罪悪感があるからか」
- 「挑戦が失敗することへの恐怖心からか」
その感情の正体を、たとえ汚い言葉であっても構わないので、すべて言語化してみてください。感情は、言語化された瞬間に、客観的に対処できる「ただの情報」に変わります。
3.助言者を見極める「人生の試金石」を持つ
ここで、ご質問にあった非常に重要な論点「周りの意見に耳を傾けないことが、新興宗教のように危険な道につながる場合、どう判断すべきか」についてお答えします。
これは、「誰の言葉を自分の判断基準にするか」という、人生における最も重要な選択と言えます。その判断基準、人生の試金石は驚くほどシンプルです。
それは、「その助言者は、あなたが望む未来をすでに実現しているか?」という、たった一つの、しかし絶対的な問いです。
あなたがSNSでの発信を通じて、経済的にも精神的にも自立し、時間や場所に縛られず、家族との時間も大切にしながら自己実現を果たしていく人生を望んでいるのであれば、その道をすでに歩んでいる人、あるいは少なくとも同じ方向を向いて走っている人の言葉にこそ耳を傾けるべきです。
そのカウンセラーは、そうした人生を歩んでいますか? おそらく違うでしょう。ならば、その人の言葉は、あなたの目指す目的地への地図としては、全く役に立たないということです。
例えば新興宗教のケースを考えてみましょう。信者の方々は、教祖が語る「幸福な未来」という言葉に強く惹かれることがあります。しかし、本当に大切にすべきは、その教祖や周囲の信者たちが実際にどのような人生を送っているのかを、客観的な視点で冷静に観察することです。言葉だけではなく、現実の姿や結果にもしっかりと目を向けることで、自分にとって本当に納得できる選択ができるはずです。
あなたは、あなたの人生の重要な決断を誰に相談したいですか。
- 理論だけを語る評論家でしょうか?
- それとも、実践を通じて結果を出してきた実務家でしょうか?
――答えは、明確なはずです。
- あなたの人生における「信頼できる助言者」を3人、明確にリストアップしてください。
- それはSnsClubの講師かもしれませんし、卒業生の誰かかもしれませんし、あなたの挑戦を心から応援してくれるパートナーかもしれません。
- 今後、判断に迷うことがあれば、その3人以外からのネガティブな意見は気にする必要はありません。
このルールを、あなた自身の中で徹底してください。
私自身を振り返ってみても、常に「この人の言葉なら信じられる」と思える3名ほどのメンターがいました。
今で言えば、
彼らは単なる理論家ではなく、実際に自分の手で事業をつくり、困難を乗り越え、結果を出し続けている実務家です。だからこそ、私が迷ったときには「彼らならどう考えるか」「どんな行動を選ぶか」を想像し、その視点を自分の判断軸に据えてきました。
あなたにも、ぜひ「この人の言葉なら信じられる」と思える助言者を3人、明確に選んでみてください。数は多くなくて構いません。むしろ、厳選した少数精鋭のメンターの存在こそが、ノイズに惑わされない強い羅針盤となります。
まとめ
- 挑戦を知らない人の意見は「食わず嫌いの料理評論」と同じ。
あなたの貴重な人生の時間を使って検討する必要すらない。 - ノイズが気になるのは、自分の中にそれに共鳴する原因があるから。
その「弱さ」や「迷い」と向き合うことこそが、真の自責思考である。 - 助言者を見極める試金石は一つ。
「その人は、あなたの望む未来を実現しているか」。これに当てはまらない人の言葉は、すべて聞き流せばよい。
あなたの人生の責任は、最終的にあなたにしか取れません。だからこそ、誰の言葉を羅針盤にするのかは、あなた自身が責任と覚悟をもって選ばなければならないのです。
あなたの挑戦は、決して「自分勝手」などではありません。それは、あなたと、あなたの大切な家族の未来を、より豊かに、より自由に、そしてよりあなたらしく輝かせるための尊い一歩です。
本日は「善意のアドバイスに潜む罠」というテーマでお話ししました。
今日も、人生を変える一日にしていきましょう!✨

