今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。
多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。
ぜひ楽しみに待っていてください✨
オープニング
おはようございます。駒居です。
本日は「ターゲットの脳をジャックせよ」というテーマでお話しします。
それでは、いただいたご質問を読み上げます。
ご質問
リールの冒頭フックと言語設計について

私がジャンル問わずリールの魅せ方のポイントを教えて欲しいと質問した時に、結論としては無いとのことでしたが、フックになる3要素のお話はとても響きました。
やはり、自分としてはまだまだ言語での訴求が足りていないこと、冒頭に命をかけられていないことをひしひしと感じております。
そこで質問です。冒頭のフックとなるような言語情報、文章力を磨くにはどのようなことが必要だと思いますか。
いろいろなアカウントジャンルを見て、情報をたくさん仕入れて冒頭を勉強するのはもちろんだと思いますが、オフ会でおっしゃっていた「絶対に〇〇しないでください」はコスられ過ぎているという言葉も自分の中で響いていて、鮮度の良い文章力を身に付ける、良い悪いの判断はどのように出来ますでしょうか。
回答



ご質問ありがとうございます。
そして、グルコンでの私の話をここまで深く自分事として受け止めてくださっていること、本当に嬉しく思います。「冒頭に命をかけられていない」という自己分析。それこそが、あなたが次のステージへ進むための、最高のスタートラインです。「鮮度の良い文章力を身につけたい」──その気持ち、痛いほどわかります。
しかし、あなたはここで、多くの人が陥る決定的な“罠”にハマりかけています。それは、フックの成否を「文章力」という、センスや才能の問題だと考えてしまうことです。
結論から申し上げます。
人を動かすフックに必要なのは、美しい言葉を紡ぐ「文章力」ではありません。
ターゲットの脳内にある言葉を正確に盗み出し、彼らの言葉で語りかける「翻訳力」です。
本日は、ターゲットの心を鷲掴みにする「翻訳力」を鍛える、3つの具体的なトレーニングについてお話しいたします。
1.フックの鮮度は「ターゲットの脳内」にしかない
まず、大前提を理解してください。「絶対に〇〇しないでください」というフックが古くなったのは、その「型」が問題なのではありません。多くの発信者が、その型を「誰にでも」使おうとしたから、鮮度が落ちたのです。
例えば、SNS初心者に「絶対に毎日投稿しないでください」と言えば、今でも十分に響くでしょう。しかし、月100万稼ぐ起業家には、全く刺さりません。
つまり、フックの良し悪しを決めるのは、言葉の巧みさではなく、その言葉が、ターゲットの「脳内言語」と一致しているかどうか──ただそれだけです。
「文章を磨く」という内向きな努力はコスパが悪いので後回しで構いません。あなたがやるべきは、ターゲットの脳内にダイブし、彼らの言葉を徹底的にリサーチするという、外向きの探求なのです。
2. 「翻訳力」を鍛える3つのトレーニング
では、どうすればターゲットの脳内言語を盗み出せるのか。
ここでは、私が実践している3つのトレーニングを紹介します。
トレーニング①:「悩み」を100個書き出す
あなたのターゲットが、夜、ベッドの中でひとり悶々と悩んでいることは何でしょうか。
それを、彼らが使う「そのままの言葉」で書き出してみてください。
- (ダイエット指導者なら)「明日から本気出すって、もう100回言ってる…」
- (恋愛コンサルなら)「なんで俺だけ、いつも“いい人”で終わるんだ…」
- (SNS講師なら)「毎日投稿してるのに、なんで誰も見てくれないの…」
綺麗な言葉に変換してはいけません。ターゲットの生々しい、ドロドロした感情が乗った言葉を、そのまま収集するのです。
Amazonのレビュー、Yahoo!知恵袋、Xの検索窓は、こうした「脳内言語」の宝庫です。
トレーニング②:フックを「言い換え」まくる
次に、トレーニング①で集めた「脳内言語」をベースに、1つのメッセージを最低でも10パターン言い換える訓練をします。
例えば、「毎日投稿は意味がない」というメッセージを伝えたい場合。
- 毎日投稿してるのに、全然伸びないあなたへ
- 【悲報】あなたの毎日投稿、誰にも見られてません
- 「投稿数=成果」だと思ってるなら、今すぐやめてください
- フォロワーが3桁で止まってる人の、唯一の共通点 etc、、、
このトレーニングの目的は、「正解」を見つけることではありません。1つの事実を、ターゲットの状況や感情に合わせて、自在に切り口を変える「視点の柔軟性」を鍛えることです。
AIを使うことで効率化はできますが、出力された答えの成否を判断する力を養うためにも、最初はAIを禁止した方が成長はすると思います。
トレーニング③:「感情」から逆算する
最後に、最も高度なトレーニングです。それは、文章からではなく、「感情」からフックを作り出すというアプローチです。
ターゲットに、冒頭2秒でどんな「感情」を抱かせたいですか?
- 「恐怖」:このままだとヤバい!と思わせたい
→ (例)あなたが無意識にやっている、フォロワーが激減する最悪の習慣 - 「優越感」:自分は違う!と安心させたい
→ (例)まだ消耗してるの?プロはとっくに〇〇に切り替えてます - 「好奇心」:何それ?もっと知りたい!と思わせたい
→ (例)私が月100万稼ぐために、唯一やめたこと
言葉をこねくり回すのはやめましょう。最初に「引き起こしたい感情」を定義し、その感情を最大化するためには、どんな言葉や状況設定が最適かを考えるのです。
まとめ
本日は「 『文章力』を磨くな、『翻訳力』を鍛えろ 」についてお話ししました。
- 「悩み」を100個書き出す
ターゲットの脳内言語を、そのままの言葉で収集する。 - フックを「言い換え」まくる
1つのメッセージを10パターンに言い換え、視点の柔軟性を鍛える。 - 「感情」から逆算する
引き起こしたい感情を定義し、それを最大化する言葉を選ぶ。
文章力とは、才能ではありません。ターゲットへの愛の深さであり、リサーチの量で決まる、後天的な「技術」です。
本日は「ターゲットの脳をジャックせよ」というテーマでお話ししました。
今日も人生を変える1日にしていきましょう!✨

