今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。
多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。
ぜひ楽しみに待っていてください✨
オープニング
おはようございます。駒居です。
本日は、「モチベは上げるな、ハードルを下げろ」というテーマでお話をします。
それでは、いただいたご質問を読み上げます。
ご質問
子育て中のモチベーションと行動維持について

モチベーションと行動を維持するためにしてることはなんですか?
マインドセットが大事なのは分かっているのですが、子育てしてると予想外な毎日。体力も追いつかず、できない自分にイライラしたり落ち込むことがあります。
回答



ご質問ありがとうございます。
この質問を送ってくださって、本当に、本当にありがとうございます。
子育てをしながら、自分の未来のために時間を作り、挑戦しようとしている。その尊さと、そしてその壮絶な大変さ。言葉にするのは簡単ですが、経験した人にしかわからない、本当に孤独で、先の見えない戦いだと思います。
- 「予想外な毎日」
- 「追いつかない体力」
- 「できない自分へのイライラ」
この一言一言に、あなたの必死な毎日が凝縮されているようで、胸が締め付けられる思いです。
まず、大前提としてあなたにお伝えしたいことがあります。
それは、あなたが今感じているイライラや落ち込みは、あなたが弱いからでも、あなたの頑張りが足りないからでも、断じてない、ということです。
子育てという、世界で最もコントロール不能で、最もエネルギーを消耗するプロジェクトの渦中にいるからこその、ごく自然で、当然の感情です。どうか、そんな極限状況の中で、前を向こうとしている自分自身を、心の底から認めてあげてください。
あなたは「モチベーションを維持する方法」を知りたいと思っている。しかし、私はあえて言います。
その「モチベーション」という幻想を追いかけるのを、今日で終わりにしてください。
子育て中のあなたにとって、モチベーションは最も頼りにならないものです。なぜなら、それは子供の夜泣き一発で、突発的な発熱一発で、いとも簡単に消し飛んでしまうからです。
結論から申し上げます。
あなたがやるべきは、モチベーションを「上げる」ことではありません。モチベーションが「ゼロ」でも、いや、「マイナス」でも、無意識に、勝手に行動してしまう「仕組み」を作ることです。
今日は、そのための超具体的な3つのステップをお話しします。
1. 「完璧な1日」を捨て、「5分の勝利」を積み上げろ
子育て中のあなたが、まず最初に捨てるべきもの。それは、「理想的な1日」という幻想です。
「朝5時に起きて、子供が起きるまでに作業をして、日中は家事と育児を完璧にこなし、夜、子供が寝た後にまた集中して2時間作業する…」
こんな計画立てていませんか?
もしそうだとしたら、今すぐその発想はやめてください。
なぜなら、この計画には、人間という「感情と体調の生き物」の最も重要な特性が、完全に抜け落ちているからです。
それは、「波」です。
私自身、バリバリ営業をしながら副業を始めた時、同じ過ちを犯していました。休日もなく、毎日朝から終電まで働いてへとへとになっている。そんな中で「毎日noteを更新してやる!」という完璧な目標を立て、そして、当然のように挫折しました。
「時間がない」「疲れている」と言い訳を探しては、行動できない自分を正当化し、そして、そんな自分に嫌気がさす。その繰り返しでした。
ありがちな罠は、タスクの「完了」にこだわりすぎることです。「動画を1本投稿する」という大きな目標しか見ていないと、その手前の小さな一歩が見えなくなります。そして、大きな目標が達成できないと、すべてが「ゼロ」だったと感じてしまうのです。
あなたの1日の目標を、「タスクの完了」から「トリガーを引くこと」に切り替えてください。
トリガーとは、あなたの目標に「触れて、始める」機会のことです。どんなに短くても構いません。
- 5分タイマールール
「子供が昼寝した、よし、5分だけやるぞ!」とタイマーをセットし、リサーチでも台本作成でも、何でもいいので5分だけ集中する。5分経ったら、罪悪感なくやめていい。 - 「ながら」タスクの組み込み
食器を洗いながらラジオでインプットする。子供を公園で遊ばせながら、スマホのメモ帳にネタを3つ書き出す。これも立派なトリガーです。 - 勝利の可視化
その日実行できたトリガーを、手帳に「正」の字で記録してください。「今日は5回も触れた!」その事実が、あなたの自己肯定感を守る盾になります。 - 最低目標の設定
「今日は動画のテーマを一つ決める」、それだけをその日の絶対死守ラインに設定する。それさえできれば、その日は「勝利」です。 - ゼロを避ける
どんなに疲れていても、「PCの電源を入れるだけ」「ノートを開くだけ」でもいい。行動の連鎖を断ち切らないこと。0と1の間には、天と地ほどの差があります。
2. 自分の「感情の波」を予報し、タスクを配置しろ
SNSで発信をする日々は、まるで嵐の大海原を航海するようなものです。穏やかな凪の時間もあれば、突然、嵐に襲われる時もあります。そんな予測不能な状況で、「毎日同じ時間に、同じ量の作業をする」という計画は、無謀そのものです。
あなたがやるべきことは、天候をコントロールしようとすることではありません。自分の「感情と体力の波」という天気予報を正確に把握し、それに合わせて航海計画を立てることです。
具体的には、自分のエネルギーレベルを「快晴」「晴れ」「曇り」「雨」「嵐」の5段階で客観的に把握し、それぞれの天候に合わせて「やるべきこと」をあらかじめ決めておくのです。
私自身も、超人的な集中力を一日中維持できるわけでは全くありません。エネルギーレベルが高い午前中は、原稿執筆や戦略設計といった最も頭を使う「創造的なタスク」に集中します。これが「快晴」の日の仕事です。
一方、会議や移動が続いて疲労が溜まった午後は、単純なメールの返信やデータ整理といった頭を使わない「作業的なタスク」に切り替えます。これが「曇り」や「雨」の日の仕事です。
そして、本当に疲労困憊で何も考えられない「嵐」の日は、無理にPCに向かうことはせず、インプットに徹したり、思い切って休息を取る、と決めています。
重要なのは、どんな天候の日でも、「ゼロ」にはしないことです。「嵐」の日には「嵐」の日にできることがある。そうやって、自分の状態を否定せずに受け入れ、その中で常に最善の一手を探す。この柔軟性こそが、長期的な継続を可能にするのです。
今すぐ、「エネルギーレベル別タスクリスト」を作成してください。
- 🌀 快晴(体力・気力ともにMAX!)
動画の企画・台本作成など、最も創造性が必要なタスク - ☀️ 晴れ(比較的元気)
動画の撮影・編集など、集中力が必要なタスク - ☁️ 曇り(少し疲れている)
競合リサーチ、コメント返信など、単純だが重要なタスク - 💧 雨(疲労困憊)
SnsClubラジオや講義動画の視聴など、受動的なインプットタスク - 🌪️ 嵐(心身ともに限界)
SNSから完全に離れる。好きな映画を見る、ゆっくりお風呂に入る、早く寝る。
回復も、未来への投資であると割り切る。
このリストを壁に貼っておき、毎朝、今日の自分の天候を判断し、その日のタスクを選ぶ。これにより、「今日は疲れてるから何もできない」という思考停止から抜け出し、「今日は雨だからインプットの日にしよう」という前向きな行動選択が可能になります。
3. 「自分へのご褒美」ではなく「未来への投資」と捉えよ
「できない自分にイライラしたり落ち込む」。この感情の根底には、「SNS運用は、やらなければならない苦しい義務である」という無意識の思い込みが隠れています。
このマインドセットを、180度転換する必要があります。
あなたが今やっていることは「義務」ではありません。それは、今の苦しい状況から抜け出し、時間や場所に縛られない理想の未来を手に入れるための、最も確実で、最もエキサイティングな「未来への投資」なのです。
「ご褒美」という言葉を使う人もいますが、私はこの言葉もあまり好きではありません。なぜなら、「ご褒美」は「苦行に耐えた対価」というニュアンスを含むからです。
そうではありません。SNS運用そのものが、あなたの未来を豊かにする「喜び」であるべきなのです。
私がまだ何者でもなかった頃、毎日の投稿を作る時間は、未来の自分への「仕送り」のような感覚でした。今は苦しいかもしれない。でも、この1投稿が、1年後の自分を、10年後の自分を、確実に助けてくれる。そう信じていました。
そして、実際にそうなりました。時間や場所に縛られず、好きな人と好きな仕事をする。そんな、かつては夢物語だと思っていた未来は、あの日の「たった1投稿」の積み重ねの上に成り立っています。
子供の寝顔を見ながら、スマホを開き作業をするその5分間。それは、あなたの子供に、将来もっと多くの選択肢と、もっと豊かな時間を与えてあげるための、何よりも尊い「投資」なのです。
この視点を持つだけで、行動の意味合いが全く変わってきます。
「今日も疲れたけど、やらなきゃ…」という義務感から、「よし、未来の自分に5分だけ仕送りしてやるか!」という、ポジティブで能動的な感覚へ。この小さなマインドセットの転換が、あなたの行動を支える最も強力な柱となります。
あなたのスマホの待ち受け画面やPCのデスクトップに、あなたがSNSを通して実現したい「未来の姿」を象徴する画像や言葉を設定してください。
- 子供と世界中を旅している写真
- 理想のライフスタイルを送っている人の写真
- 「月収100万円達成!」と書いた手書きのメモ
そして、作業を始める前に必ずその画像を10秒間眺めてください。これは単なる気休めではありません。あなたの行動が「今」の苦しさを乗り越えるためのものではなく、輝かしい「未来」につながっているのだと、脳に繰り返し教え込むための、極めて強力なアンカリング(条件付け)なのです。
まとめ
本日は、子育てという壮絶な環境の中で、モチベーションに頼らずに行動を継続するための3つの具体的なステップについてお話ししました。
- 「完璧な1日」を捨て、「5分の勝利」を積み上げろ。
大きな完了を目指すな。目標に触れる「トリガー」の数を増やすことに集中せよ。 - 自分の「感情の波」を予報し、タスクを配置しろ。
自分のエネルギー状態を受け入れ、天候に合わせた最適なタスクを選択する柔軟性を持て。 - 「自分へのご褒美」ではなく「未来への投資」と捉えよ。
今の行動が、輝かしい未来に繋がる「仕送り」であると認識することで、行動の意味を根底から変えよ。
あなたは今、本当に大変な時期にいると思います。でも、忘れないでください。その一日一日の必死な積み重ねは、絶対に無駄にはなりません。それはすべて、あなたと、あなたの愛する家族の未来をより豊かにするための、尊い投資なのです。
自分を責めないでください。他人と比べないでください。ただ、昨日より5分、昨日より一行でも多く、未来の自分に仕送りを続けてください。
本日は「モチベは上げるな、ハードルを下げろ」というテーマでお話ししました。
今日も、人生を変える一日にしていきましょう!✨

