顔出しなしで熱狂を生む『推される10の理由』

    今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。

    多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。

    ぜひ楽しみに待っていてください✨

    目次

    オープニング

    おはようございます。駒居です。

    本日は、「顔出しなしで熱狂を生む『推される10の理由』」というテーマでお話をします。

    それでは、いただいたご質問を読み上げます。

    ご質問

    顔出しなし×料理リールで1万人達成した今後の伸ばし方とファン化戦略について

    本日1万人を達成しました。15投稿で達成し、1本154万再生していて8000人ほどこのリールで増えました。
    仕事が忙しくリール作成で手一杯でストーリーズはほぼ出して居ません。そんな中1万人になりましたが50万、50万、50万再生している人と150万再生している人では50万再生している人の方が能力が高いのでは?と思ってしまいます。

    ファン化に繋がるためのエスキャンやラジオ、アーカイブを見ていますが顔出しなしリールのみのアカウントではファン化は難しいですか?
    自分のことはあまり話さず料理の良いところ、詳細を主に台本にしているので尚更ファン化に繋がりにくいと感じています。

    今後収益化を目指していくことを考えればファン化していきたいのですが、今のスタイルは変化させていった方がまだ伸びしろありますでしょうか?目標は10万人で月50万円を目指しています。

    拙い文章で申し訳ありません。ご意見いただけると嬉しいです!

    回答

    ご質問ありがとうございます。

    まず、はっきり言わせてください。
    あなたは、とんでもない「ホームランバッター」です。

    15投稿でフォロワー1万人。しかも1本の動画で150万再生。これは、狙ってできることではありません。あなたのクリエイティブには、市場を強制的に振り向かせる圧倒的な「破壊力」があります。

    多くの人が、毎日投稿しても、何ヶ月かけても、1万人の壁を超えられずに苦しんでいます。それをたった15回の打席で成し遂げた。これは紛れもない「才能」であり「偉業」です。たまたま運が良かったのではありません。150万回再生されたということは、150万人があなたの動画に価値を感じ、指を止めたという動かぬ証拠です。ご相談の中に、「50万再生を連発する人の方が能力が高いのでは?」という不安がありましたね。

    結論から申し上げます。

    この問いに意味はありません。なぜなら、そもそも「競技」が違うからです。50万再生をコンスタントに出す人は、確実に塁に出る「ヒットメーカー」です。一方で、あなたは一振りで球場の空気を変える「ホームランバッター」です。どちらが優秀か、という話ではありません。「求められる役割」と「勝ち方」が全く違うのです。

    イチロー選手と松井秀喜選手、どちらが優れているかを議論しても答えが出ないのと同じです。ヒットメーカーにはヒットメーカーの良さがあり、ホームランバッターにはホームランバッターの良さがある。あなたは今、隣の芝生を見て「自分はなんであんなに器用にヒットが打てないんだ」と悩んでいますが、それはナンセンスです。あなたはホームランを打てる。その圧倒的な「爆発力」という天性の武器を持っている。その事実に自信を持ってください。自分にないものを数えるのではなく、自分が持っている最強のカードを切ればいいのです。

    さて、ここからが本題です。「顔出しなしでのファン化」について。結論から言えば、顔出しの有無とファン化は全く関係ありません。現に、私の妻も一切顔出しをしていませんが、熱狂的なファンを抱え、ビジネスとしても大成功しています。
    重要なのは「顔を見せること」ではなく、「心を動かすこと」です。

    では、人はなぜ、誰かを「推す」のでしょうか?「推し」という現象を因数分解すると、実は10個の心理トリガーに分類できます。

    本日は、このファン化のメカニズムを解剖し、人が誰かを応援したくなる理由を徹底解説します。これを知れば、顔出しなしのあなたが、次に打つべき一手が見えてくるはずです。

    1. 「推される」ための10の心理法則

    ファン化には大きく分けて2つの段階があります。「役に立つから見る(機能的価値)」と「好きだから見る(感情的価値)」です。あなたは今、圧倒的な「機能的価値(美味しそうな料理、真似したいレシピ)」で人を集めています。これは素晴らしい土台です。

    ここから「感情的価値」へ移行させ、フォロワーを「ファン」に変えるための武器が、以下の10個のトリガーです。


    【A:リスペクト(憧れ・尊敬)】

    まず一つ目のグループは「リスペクト」。人が自分より優れた存在に対して抱く、憧れや尊敬の感情です。これには3つの要素があります。

    1つ目は 「圧倒的な技能(Skill)」 です。「すごい!自分にはできない」と思わせる技術のこと。あなたはすでに「料理の完成度」「動画の構成力」でこれを証明しています。150万再生は、あなたの包丁さばき、シズル感のある音、心地よいテンポへの賞賛そのものです。

    2つ目は 「有益性(Utility)」。「この人の情報は人生の役に立つ」という信頼です。あなたのレシピ通りに作れば美味しくできる、家族が喜んでくれる。この「実利」はファン化の入り口として不可欠です。

    そして3つ目が 「一貫した世界観(Consistency)」。ブレない美学のことです。写真のトーン、言葉選び、料理へのこだわり。「この人の選ぶ皿が好き」「この人のテロップのフォントが好き」。こうした細部に宿る美意識に、人は惹かれます。


    【B:シンパシー(共感・親近感)】

    次に二つ目のグループ「シンパシー」。憧れだけでは、人は遠い存在に感じてしまいます。ここで必要なのが「親しみ」です。ここにも3つの要素があります。

    4つ目のトリガーは 「類似性(Similarity)」。「私と同じだ」という感覚です。ここがあなたの最大の武器になります。「仕事が忙しい中で料理をしている」という境遇は、多くの現代人の共感を呼びます。完璧なシェフではなく、「戦う同志」として映るのです。

    5つ目は 「弱み・欠落(Flaws)」。完璧すぎない人間味のこと。「忙しくて盛り付け失敗した」「実は流し台が洗い物で山積み」「疲れてカップ麺を食べた日もある」。こうした「隙」を見せることで、相手は安心して心を開きます。「あ、この人も人間なんだ」という安堵感が、愛着を生みます。

    6つ目が 「共通の敵(Common Enemy)」。読者と一緒に戦う対象を作ることです。「毎日の献立地獄」「止まらない食材の値上げ」「好き嫌いの激しい子供」。 「これ、大変ですよね」と共通の敵を設定することで、あなたと読者の間に「連帯感」が生まれます。


    【C:ストーリー(物語・応援)】

    そして最後のグループが「ストーリー」。ファンを熱狂させる最後の鍵となる「物語」です。

    7つ目は 「プロセス(Process)」。完成品だけでなく、そこに至るまでの過程を見せることです。「10万人目指して奮闘中」という現在進行形のドラマです。「完成された料理」よりも、「失敗しながらも試行錯誤して完成させた料理」の方が、エピソードとしての価値は高いのです。

    8つ目は 「成長(Growth)」。最初は下手だったのに、徐々に上手くなっていく姿。あるいは、目標に向かって進む姿。あなたが1万人から10万人へと駆け上がっていく姿そのものが、最高のエンターテイメントになります。

    9つ目は 「大義・信念(Cause)」。「なぜやるのか」という理由です。「忙しい人の食卓を豊かにしたい」「料理で家族の笑顔を増やしたい」。あなたの行動の裏にある「想い」に、人は共鳴します。

    そして最後の10個目が 「余白(Mystery)」。すべてを見せないことによる想像の余地。「どんな人なんだろう?」と思わせる魅力です。顔出しなしは、この「余白」を最大化できる最強の戦略です。 顔が見えないからこそ、フォロワーはあなたの声を想像し、表情を想像し、勝手に理想のあなたを作り上げます。現実は想像に勝てません。アイドルがトイレに行かないと信じられているのと同じです。

    📊 今日からできること

    まずは自分の持っている手札を確認しましょう。
    あなたは「1.技能」「2.有益性」で、すでに勝利しています。
    次は意図的に「4.類似性」と「5.弱み」をカードとして切ってください。
    これが「ファン化」へのスイッチです。

    2. 「忙しさ」を最強のコンテンツに変える

    「仕事が忙しくてストーリーズが出せない」。これは弱点ではなく、最強の 「演出材料」 になります。

    先ほどの10の理由の「4.類似性」と「7.プロセス」を思い出してください。ファンが見たいのは、作り込まれた完璧な料理番組ではありません。「仕事に追われながらも、料理を通じて日常を彩ろうとする、戦う社会人のドキュメンタリー」です。

    リール作成で手一杯なら、ストーリーズは「素材」そのままでいいのです。加工も編集もいりません。

    例えば、「残業終わりの一枚」。深夜のオフィスの写真に、「今終わりました。これから帰って何作ろう…」と一言添える。これだけで、「お疲れ様です!」「頑張って!」という応援が殺到します。

    あるいは、「リアルな食卓」。映えないタッパー飯の写真に、「今日はリール撮る元気なし。でも味は最高」と添える。完璧じゃない姿に、親近感が湧きます。

    そして、 「感謝の共有と質問」。「1万人達成しました。忙しくて死にそうだけど、みんなのコメントで泣きそうです」という素直な感情。さらに「みんなも今日はお疲れ様!晩ご飯何食べた?」と質問スタンプを置くだけで、双方向のコミュニケーションが生まれます。

    このように、「忙しい日常」という文脈(コンテキスト) を料理に乗せてください。ただの「レシピ」が、あなたという人間の「人生のワンシーン」に変わります。それが「物語」となり、ファン化の着火点になります。150万再生を出せるあなたなら、リールの質は今のままで十分です。あとは、その裏側にある「人間臭さ」を、ほんの少し漏れ出させるだけでいいのです。

    🎯 あなたにできること

    ストーリーズのハードルを下げてください。写真一枚、文字一行、背景黒で白文字だけでも構いません。「今のリアルな感情」を投稿しましょう。
    そして「疲れた」「時間ない」という弱音も、共感を生む魔法の言葉として武器にしてください。

    3. ホームランバッターとしての覚悟を決める

    最後に、マインドセットの話です。「目標は10万人で月50万円」とのこと。素晴らしい目標です。これを達成するために、今すぐ捨ててほしい思考があります。

    それは、「他者との比較」 です。

    「50万再生を連発する人」には、その人の素晴らしい戦略があります。そしてあなたには、あなたの「規格外」の勝ちパターンがあります。SNSの世界では、平均点をとり続ける優等生だけが正解ではありません。一発で世界を変える天才もまた、正解なのです。

    あなたは15投稿で1万人を集めました。これは、100回バットを振ってようやく1万人集めた人とは、ファンの「集まり方」が違うだけです。優劣ではありません。ただ、あなたのファンは、あなたの「感性」や「一撃のインパクト」に強く惹かれている傾向があるでしょう。

    ・「この人のレシピは、他とは違う」
    ・「この人の動画には、何か惹きつけられるものがある」
    そう直感で感じ取った8000人が、あなたをフォローしたのです。

    今のスタイル(顔出しなし、料理特化)を変える必要はありません。変えるべきは、「自信のなさ」だけです。「私は天才だ。このスタイルで10万人行く」と決めてください。そして、その自信を言葉の端々に滲ませてください。リーダーシップのない人に、ファンはつきません。「私についてくれば、美味しい景色を見せてやる」それくらいの気概で、堂々と発信してください。

    あなたのその「拙い文章」と謙遜する姿勢も、人柄が出ていて素敵です。でも、今日からは少しだけ胸を張ってください。あなたは選ばれた人間です。自信を持って、あなただけのホームランを打ち続けてください。

    📊 あなたにできること

    まずは比較をやめること他人の再生数はノイズです。自分の過去最高の数字だけをベンチマークにしてください。
    そして宣言すること。プロフィールや投稿で「10万人目指しています!」と公言してください。
    それが「推す理由」を生みます。

    まとめ

    まとめ
    1. あなたはホームランバッターです。
      他人と比較して優劣をつける必要はありません。自分の「爆発力」という持ち味を信じ抜きましょう。
    2. 顔出しは不要です。
      ファン化に必要なのは「顔」ではなく、「リスペクト」「シンパシー」「ストーリー」などの10の心理トリガーです。顔が見えない「余白」こそが、ファンの想像力を掻き立てます。
    3. 「忙しさ」こそが共感の武器になります。
      完璧な姿ではなく、戦うリアルな姿をストーリーズでチラ見せすることで、親近感を獲得しましょう。弱音は共感へのパスポートです。
    4. 自信を持ってください。
      あなたの才能に惚れた1万人のために、堂々とリーダーシップを発揮しましょう。「私についてこい」という気概が、ファンを信者へと変えます。

    本日は「顔出しなしで熱狂を生む『推される10の理由』」というテーマでお話ししました。

    今日も、人生を変える一日にしていきましょう!✨

    ⬅︎
    この記事はいかがでしたか?

    目次