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    祖父が最期に教えてくれたこと

    目次

    オープニング

    おはようございます。駒居です。

    本日は、「祖父が最期に教えてくれたこと」というテーマでお話をしていきます。

    前回のラジオに引き続き 少し喉が枯れてしまっているので、大変お聞き苦しいとは思いますが、ご容赦いただけますと幸いです。

    それでは生徒さんからいただいたご質問に答えていきます。

    今日も一つだけの質問に対して、一テーマとさせていただきたいと思います。

    いつもありがとうございます。
    私は育休復帰後に仕事と家事の両立ができなくて、子供を優先した働き方がしたい。
    今のままでは自分が苦しいので人生を変えるきっかけが欲しくて思い切ってSnsclubに入会しましたが、駒居さんが人生を変えたいと思ったきっかけはありますか?
    また、その時どんな行動をしましたか?

    ご意見、ありがとうございます。

    僕にとって、確実に「人生が変わったな」と感じた一番大きかった経験についてお話ししたいと思います。

    人生のターニングポイント

    僕にとって、確実に「人生が変わったな」と感じた一番大きな経験は、僕の祖父のお葬式です。

    それが僕にとって人生のターニングポイント、大きな分岐点でした。

    具体的に言うと、祖父が亡くなり、そのお葬式が僕の20歳の誕生日に行われました。2016年12月26日、祖父の告別式が執り行われたのです。

    僕は親族としてお葬式の会場で受付の手伝いをしていました。

    僕の地元は兵庫県の最北端にある田舎です。人口も少なく、少子高齢化が進み、おじいちゃんやおばあちゃんばかりが住むような町で祖父は暮らしていました。

    そのお葬式は、地元にあるお葬式ができる会館を借りて行われました。

    僕は正直、家族葬に毛が生えたような程度の小規模なものになるだろうと思い、受付を手伝いました。

    ところが、僕の目に映った光景は信じられないものでした。

    ど田舎の祖父のお葬式なのに、駐車場は車で溢れ、会場も人でいっぱいになり、行列ができるほどの参列者が来ていました。

    お葬式が終わり、祖父の棺を運ぶ時も、外に並んでいた人たちの多くが涙を流していました。

    さらに驚いたことに、車のナンバーを見ると、東北や九州など遠方から来られた方々がいたことです。

    僕は祖父と一緒に過ごしていたのですが、祖父がそんなに頻繁に人と会っている印象はありませんでした。

    おそらく、久しぶりに祖父の訃報を聞き、遠方から辺境の兵庫県の僻地までわざわざ来てくれてたのだと思います。久しぶりにおじいちゃんの存在を思い出した人も多かったと思います。

    それでも、こんなに多くの人が祖父の死を悼んで集まってくれる姿を見て、僕は率直に「めちゃくちゃかっこいい死に様だな」と思いました。

    田舎町で何十年も暮らしていたのに、亡くなった時に日本中から人が集まり、涙を流してくれるなんて、すごいことだと思いました。

    どんな生き方をして、どんな人との関わり方をしたら、こんな死に方ができるんだろうと、僕は強く憧れました。それが僕の人生の大きな分岐点になりました。

    後悔のない人生のために

    祖父のお葬式が終わってすぐに、僕はノートとペンを手に取りました。

    そして、

    「どうしたらおじいちゃんのような素晴らしい死に方ができるんだろう」
    「自分はどうやって死にたいのだろう」

    と考えました。

    それが今でも僕の座右の銘であり、生きる目的となっています。

    それは”死ぬ時に自分は笑って、できるだけたくさんの人に泣いてほしい”というものです。

    そして、自分が死ぬ時に笑うためには自分が後悔なく生きることが必要だと思いました。

    つまり、自分のやりたいことを全てやったり、理想を叶えたり、予想外の死を避けることです。健康に生きて、健康に死ぬことができれば、後悔のない人生を送れると思いました。

    もう一つ難しいことがあります。

    それは”できるだけたくさんの人に悲しんでもらって、泣いてほしい”ということです。

    これを達成するためには、自分ができるだけ多くの人を幸せにしなければならないと感じました。そのためには、自分が満たされて、できるだけ多くの人に影響を与える力が必要だとも思いました。

    そこで、僕はノートとペンをさらに走らせました。

    自分がやりたいことや人生で成し遂げたい理想は何だろうと考え、「人生で死ぬまでにやりたいことリスト」を書き始めました。

    人生で死ぬまでにやりたいことリスト
    • 東京に豪邸を建てたい
    • アメリカに別荘が欲しい
    • 気球に乗りたいオーロラを見てみたい
    • 子どもに経済的な不安や遠慮をさせたくない
    • ジャガーの車に乗りたい
    • 両親に一軒家をプレゼントしたい
    • 両親の老後には高級な老人ホームか一級の介護士をつけたい
    • ハワイで結婚式をしたい
    • 児童養護施設を建てたい

    僕は、これをしないと死んだ時に後悔するだろうと感じました。

    祖父の死を見て、「自分は死ぬ時に笑っていたいな」と思い、どうやったら笑えるんだろうと考えました。そして、自分がやりたいことを全部やりきった人生であれば後悔はないと思いました。

    そこで、自分が死ぬまでにやりたいこと、やらなかったら後悔することは何だろうと考えながら、書きました。

    だから、豪邸を建てることやアメリカに別荘を持つこと、児童養護施設を建てることなどは、叶わなければ絶対に後悔する夢でした。

    それは「やりたいな」という気持ちではなく、自分の人生で絶対にやらなければならない目標になりました。

    目標達成するための行動

    そして、目標を達成するために、具体的に調べ始めました。

    東京に豪邸を建てるなら、だいたい5億から10億円かかるな…
    アメリカに別荘を建てるなら、何億円もかかる…

    これを何歳までに達成してたらいいのだろう?
    豪邸を建てるのは、おじいさんになってからでは仕方ないからな…
    じゃあ、40歳ぐらいまでには建てたいな…

    そういうことを書いていくと、自分には40歳になるまでに15億円の資産が必要ということがわかりました。

    これは単なる欲しいという感情ではなく、それがないと後悔するという数字でした。

    次に、「15億円は無理だ」と考えるのではなく、「どうしたら15億円を稼げるのか」を考えました。

    調べてみると、15億円を稼ぐためには、大きな会社の社長になって役員報酬をたくさんもらうか、会社を作って売却するか、あるいは投資家になるしかないことが分かりました。

    そして20歳の誕生日に、僕の人生の中で「サラリーマンになる」という、今まで普通に考えていた選択肢がなくなりました。

    なぜなら、サラリーマンになっていたら、40歳までに15億円を稼ぐのは絶対に無理だからです。

    そこで、起業するのであれば早く起業し、早く経験を積んだ方がいいと思うようになり、フリーランスで活動するか、経営者になるしかないと思いました。

    それからの行動として、まず大学を休学することに決めました。

    そして当時、ソフトバンクの代理店で営業をしており、そこでトップセールスを取ることを目指しました。自分のスキルや能力を証明するためにも、全国でトップレベルの営業成績を収めるという目標をまず決断し、コミットしました。

    結果として、休学中に営業で全国ナンバーワンの成績を収め、それが大学を辞める決意につながりました。

    その後、営業力という大きな武器を手に入れたことで、どのように起業するか、どのようなビジネスを立ち上げるかを真剣に考え、並行して、ビジネスや経営に関する学びを進めていきました。

    そして、以前勤めていた営業会社を辞めて、起業・独立することを決意しました。

    また、20歳からは、それと同時に毎年「このくらいの年収を達成しなければならない」という目標を立て、それを確実に達成するよう努めています。

    今、28歳になる年ですが、20歳からその目標を下回ったことはありません。

    この人生の目的を達成するにはどのような行動をしなければならないのかを1年の最初に立て、その通り、またはそれ以上に行動するということを、10年弱の間、今でも続けています。

    絶対に後悔しない人生を掴むために

    こういったことを言うと、

    「10年も何年も、どうしてそんなに頑張れるのか」

    「駒居さんだからそれができるのではないか」

    と感じた方もいるかと思いますが、僕は「そんなことはない」と思います。

    僕にとって、20歳の時に見たおじいちゃんの死に様は、強烈なインパクトを与えました。

    そしてその後、僕がノートとペンを手に取り、「やりたいな」と思ったことは、絶対にやらなければ生まれてきた意味がないと思えるほどの理想だったのです。

    人というのは、これはSnsClubに入会していただく前の勉強会などでも必ずお伝えしているのですが、抽象的な欲求である「何々をしたい」というレベルの欲求のために、自分の人生を捧げることはできません。

    抽象的な欲求の例…
    • 痩せたい
    • 稼ぎたい
    • モテたい
    • 仕事を辞めたい

    それが生理現象や、根源的すぎる欲求の場合は、もちろん行動はできます。

    生理現象や根源的な欲求の例…
    • お腹が空きすぎて死にそうだから食べる
    • 眠たすぎて死にそうだから寝る

    しかし、「痩せたい」「稼ぎたい」といった、それをしなくても死なないレベルのことについては、人は頑張り続けることができません。

    じゃあ、どうすればいいかというと、”必要なのは確固たる理由”です。

    もしそれが叶わないまま死んでしまったら後悔するだろうと思うレベルのやる理由です。それが見つかるかどうかが重要です。

    それが見つかれば、あとは行動するのみだと思います。

    今、SNSに対して、「自分の人生や行動に対してやる気が湧かない」「サボってしまう」「言い訳をしてしまう」「他責してしまう」と感じる方がいると思います。少なからず、僕にもそういうタイミングはあります。

    そういう時には、

    「自分に本当にそんな時間があるのか?」
    「自分の人生で本当に成し遂げたかった理想は何なのか? 」
    「言い訳やサボり、他責が原因で、理想が叶わなくても良いのか?」

    ということを絶対に思い出してほしいと思います。

    SnsClubでは、最初に「人生でやりたいことリスト」を書いてもらっています。

    ですので、やる気が出ない時には、自分が書いたそのリストをぜひ眺めてみてください。

    もしそれが叶わなかったとしたら、親孝行をしたいとか、子どもに不自由させたくないと書いている方もいると思いますが、それができなかった時、自分は後悔しないのかを考えてみてください。

    そうすると、おそらく「やる気が出ない」とか「言い訳をしてしまう」といったことはなくなると思います。

    人にとって本当に大事なのは欲求などではなく、絶対にやり遂げるという覚悟と、それをしなければならない理由だと僕は考えています。

    僕は20歳の時に祖父が亡くなり、お葬式でたくさんの人が涙を流しているのを見て、祖父のように死ぬことが自分の生きる目的になりました。そして、そうして亡くなるためには、叶えたいことがあり、これが、今頑張っている理由です。

    それは僕に何が起きても、決して揺らぐことはないと思いますし、今後もそれのために頑張り続けると思います。

    まとめ

    「人生を変えるきっかけがありましたか?」というご質問をいただきましたが、その一つは祖父が最期にお葬式で教えてくれたことです。

    最後に、僕が大好きな言葉で締めくくります。

    成功は、できる・できないではなく、やるか・やらないか」だと思います。

    皆さんもぜひ、確固たる理由を見つけ、その理由が数年後に叶っているように、一緒に頑張っていきましょう。

    それでは、本日は「祖父が最期に教えてくれたこと」というテーマでお話をさせていただきました。

    今日も、人生を変える1日にしていきましょう!

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