MENU

    あれもこれも症候群の特攻薬

    目次

    オープニング

    おはようございます。駒居です。

    本日は「あれもこれも症候群の特攻薬」というテーマでお話をしていきます。

    それでは、生徒さんからいただいたご質問を読み上げます。

    ご質問

    どのようにタスクを管理していますか?

    やるべきことが多すぎて全部中途半端になってしまいます。

    朝は投稿を作ろうとして途中でリサーチ不足に気づき、リサーチを始めるとプロフィールの改善点が見えてきて気づいたら1日が終わっている。

    他のクラスメイトは毎日コツコツと投稿しているのに私は3日に1回しか投稿していません。

    駒居さんはこれだけ多くの仕事を抱える中でどうやってタスクを管理しているのでしょうか。

    完璧主義が原因で中途半端になってしまう性格を直すにはどうすればいいですか?

    やるべきことが多すぎて全部中途半端になってしまう、ということですね。

    こういった状況のことを、先ほど僕は「あれもこれも症候群」という名前を付けました。

    Instagramにおいては本当にやることが多くて、投稿/リサーチ/今までの投稿の分析/プロフィールの改善/ストーリーズ、などたくさんのタスクがあると思います。

    しかも、その一つ一つにおいて情報量がとても膨大で、アルゴリズムや新しい機能なども次々に出てくるので、つい「これもやりたい!」「あれもやりたい!」と考えてしまう気持ちは僕も非常に分かります。

    何を隠そう、この僕こそが皆さんを差し置いても圧倒的な完璧主義人間と言ってもいいぐらい、僕もやはり中途半端なものは許せない、あれもこれもしたくなってしまうと思います。

    例えばSnsClubのサービスを作り始める時なども、本来であれば完璧にした状態ではなく、7割8割ほどの出来でも生徒さんに早く多く色々なコンテンツをお届けした方がいい、ということは分かりつつも、「いやーこのクオリティで生徒さんに出すのちょっと嫌やなー」という形で、結局1ヶ月2ヶ月とずるずる新しいサービスを更新できない、ということがすごく続いていました。

    SnsClubラジオも、最初は自分の話し方や台本が全然気に入らなくて10分ぐらいのラジオを撮影するのに2時間ほどかけるなどをしていました。

    それを克服できたわけではないですが、質問者さんのように全部中途半端な状態になってしまって結局何もやらずに1日を終えてしまう、と言うことは僕はありません。

    この「あれもこれも症候群」というものを解決するためのポイントをいくつかお話ししていきたいと思います。

    その1:やらないことリストを作る

    それでは、まず1つ目ですが「やらないことリストを作る」ことです。

    やることが多いと感じる時の最大の落とし穴は、全部を同時にこなそうと考えてしまうことだと思います。

    以前、マルチタスクをやめましょうというテーマでラジオを収録しました。

    例えば、頭の中だと、仕事の連絡にも即レスしなきゃいけないし、インスタのリールも研究しなきゃいけないし、投稿も作らないといけないし、撮影もしないといけない、みたいな形でやることがどんどん思い浮かんでいき、焦ってしまって結局どれもこれも中途半端になってしまいます。

    そういう時は、発想を転換していただいて、やることリストではなくて「やらないことリストをしっかり作る」というのはかなり重要だと思います。

    例えば、僕の場合どんなやらないことを決めているかというと、まず週に1回のオフの日は仕事は一切しないと基本的には決めています。

    もちろん例外の日はあります。どうしても忙しい時など例外はありますが、これは顧客の方や会社のメンバーも含めて、今は月曜日にオフをもらい「基本的に仕事はしません」ということを宣言しています。

    さらに、仕事のレスポンスなどに関しても、22時以降もしくは10時前は基本的に僕は仕事の連絡を見ない・返さないということを決めています。

    やはり僕の場合、フリーランスから経営者になり、メリハリがないと1日中仕事ができてしまって、本当に自分のやりたいことに費やす時間がなくなってしまうことがありました。

    なので、仕事のレスポンスやオフは決めて、本当にやりたいことのためにやらないことを決めてしまう、ということを実行しました。

    こういうことを言うと、一見、行動を制限していて、結局その仕事を貯めてしまっているのではないかと感じられるかもしれないですが、このやらないことリストを作成するというのは、限られた時間や脳みそのリソースなど、そういったエネルギーを本当に必要なタスクに集中させるための仕組みです。

    例えば、10時前と22時以降は仕事のレスは返さないと決めているタイミングで僕が何をやっているかというと、例えば、本を読んだり、ジムに行ったり、本当に自分にとってやらなければいけないこと、緊急度は低いが重要度が高いようなタスクをやるための時間に当てることができています。

    皆さんのようにInstagramの初心者の方はどういうことをやってほしいかというと、例えば、お仕事の昼休みの1時間に関してはリールは見ないでリサーチはしない、ということを決めて、自分の投稿作成や編集だけに集中すると決めると、あれもこれもやらなきゃいけない、というのはなくなると思います。

    情報収集はもちろん大事ですが、「まずは自分の投稿を最低でも1本上げることに専念しよう」という風に割り切るだけで、1日できることは非常に変わってくるので、ぜひやらないことリストを作ってみてください。


    やらないことリストを作る
    • やらないことを決め、本当に必要なタスクに集中する仕組みを作る

    その2:情報を取捨選択する

    2つ目は「情報を取捨選択する」というものになります。

    皆さんご存知の通り、この現代は本当に情報過多の時代です。

    Instagramをやり始めた皆さんであれば、他の競合の方がどう伸ばしているのか知りたい、最新のリールのトレンドを知りたい、などを考え始めると、この情報収集は終わりがありません。

    情報収集だけでなく、普段テレビやSNS、ニュースアプリなどを眺めていると、本当に大量の情報が流れてきます。

    この「情報を集めること=成果を最大化すること」にもならないです。むしろ、脳みそのリソースをまた溢れ返えさせてしまい、情報疲れを起こしてしまいます。

    やはり、1日中、例えばXやニュースアプリを見ているといらない情報もとても入ってきますし、そのせいで脳が疲れてしまう、というケースは珍しくありません。

    では、どういうことをしてほしいかと言いますと、情報を集めることよりも情報を選別する力をつけましょうということです。

    例えば、リールを見る時間は1日30分までに限定することや、リサーチに関してもフォロワー1万人以上のロールモデルは投稿を週に1回だけ、リサーチは週に1回だけする、と決めることにより、情報を入手する時間や範囲を意図的に制限することができます。

    こういうことをすると、 大事な情報を取り流してしまうと思うかもしれませんが、やはり本当に重要な情報は、基本的には頻度が高くなかったとしても耳に入ってきますし、逆に締め切り理論と言って、時間やタイミングを制限することで、より集中して情報をインプットすることができるようになります。

    むしろ、惰性で毎日だらだら見るよりも、決めてしまった方がいいというものがあります。

    その他に、今まで言ったような通知をオフにする、SNSをミュートしまくるなど、そういうことはもう当たり前にやっていただけるといいと思います。


    情報を取捨選択する
    • 情報を入手する時間や範囲を決め、情報疲れを防ぐ

    その3:タスクの価値をしっかりと再定義する

    3つ目のポイントは「タスクの価値をしっかりと再定義する」というものです。

    少し言葉尻は難しいですが、僕も含めて皆さんはついついすべてのタスクを同じ価値基準、同じ優先順位で扱ってしまいがちだと思います。

    例えば、投稿すること、リサーチ、ストーリーが同じぐらい大事で全部やらなきゃと思ってしまう方がいます。

    それは果たして、本当に全部同じ優先順位・同じ大切さなのかということをしっかりと再認識してもらう必要があります。

    例えば、投稿初期の初心者の方の場合、最も重要なのはまず投稿をできるだけ高頻度で上げていくことです。

    これは投稿を高頻度で上げるためには素材撮影や編集の時間をしっかり確保していくことが、最も優先順位が高くなってくるわけです。

    それに対して、例えばリサーチの作業やストーリーズを上げていくということに関しては、優先順位が低めになってきます。

    ただフォロワーがどんどんどんどん増えてきてマネタイズを考える段階に入ると、次の投稿を作成するよりも、例えばストーリーズを上げたり、アフィリエイトの商品の魅力をしっかりと伝える方が優先順位が高くなってきます。

    ただ、そこの優先順位を低く見積もってしまって投稿ばかりをするのもダメです。

    なので、しっかりと今の自分のフェーズによって今自分がやろうとしていることは、どれだけの時間対効果・費用対効果があるのか、ということをしっかりと考えていただいてタスクの優先順位を決めていただくと良いと思います。

    この優先順位が低いタスクに時間を取ってしまうのは、むしろすごく無駄な時間を過ごしてしまいがちになってしまうので、僕のように完璧主義になりやすい人ほどこの価値をしっかりと生んでもらう、この時間対効果・費用対効果が高いタスクと低いタスクの切り分けをしっかり取っていくということが非常に重要になってきます。

    それも難しいです、と思われる方は、ぜひ完璧主義を一旦捨ててみて8割ぐらいの出来でもいいだろうという考え方を試してみてください。

    むしろ、投稿作成などに関しても、仮に8割どころか5割3割の出来だったとしても、皆さんには講師というプロがついているので 3割5割の投稿で1回出してみたとしても、講師がそこから100点に非常にスピードを高く「ここ直して」とフィードバックしてくれるはずなので、是非それを試してみていただけたらと思います。


    タスクの価値をしっかりと再定義する
    • タスクが同じ優先順位・同じ大切さなのかということを再認識する
    • やろうとしていることには、どれだけの時間対効果・費用対効果があるのかを考える
    • 8割ぐらいの出来でもいいから試してみる

    最後に

    はい、ということで本日は、3つのアクションプランをお話しさせていただきました。

    1つ目、やらないことリストを作る

    2つ目、情報の取捨選択をする

    3つ目、タスクの優先順位をしっかりとつける/価値を再定義する

    というお話をさせていただきました。

    あれもこれも症候群ということを根本的に解消するためには、しっかりとタスクの優先順位をつけていただいて、やらないことを明確にすることが最も大事だと思います。

    最初は「こんなにやらなくて大丈夫かな」と不安になるかもしれないですが、そのタスクを切り捨てるというのは裏返しにすると、本当にやるべきことに一点突破で集中するということになります。

    むしろ、タスクを捨てる前よりも、より結果が出るようになると思います。

    完璧主義の方にとっては少し難しいことかもしれないですが、ぜひ今日からやらないことを決めて、タスクの優先順位を決めて、そして一点集中・一点突破でやるべきことを継続していっていただけたらと思います。

    まとめ

    本日は「あれもこれも症候群の特効薬」というお話をさせていただきました。

    今日も人生を変える一日にしていきましょう。

    ⬅︎
    この記事はいかがでしたか?

    目次