オープニング
おはようございます。駒居です。
本日は「好きvs得意どちらを取るべきか」というテーマでお話をします。
本日はこの30分後に名古屋オフ会の予定でして、今ホテルで収録をしています。少し普段と撮影環境が違うので、音声とかいつもと違っていたら申し訳ありません。
ということで、本題に移らせていただきます。生徒さんからいただいたご質問から読み上げていきます。
ご質問
アカウントのジャンルは、自分が好きなことか得意なことにするかどちらがいいですか?

アカウントのジャンルを決める際は、自分が好きなことにするのか自分が得意なことにするのかどちらがいいですか?
例えば、好きなことは美容だけど、得意なことは美容よりも料理の場合はどちらを選べばいいですか?
まだ入会して1週間で今後自己分析やジャンル選びになると思いますので、その際に参考とさせていただきたいです。



Instagramを行う上で好きなことと得意なことどちらの方がいいのか、というご質問です。
既に初期設計をされている方にとってはあまり関係のない話かもしれないですが、これはSNSだけではなく、お仕事をする際などにも非常に重要になると思います。
その1:アカウントを考える上で必要な4要素
SNSのアカウントを考える時、コンサルタントやSNSを教えている人によって考え方が違います。
得意なことを活かした方がいい、好きなことをやった方がいい、中には稼げるジャンルから逆算をしてそのジャンルに参入する等、様々な意見があると思います。
僕は、優先すべきところが得意なことと好きなことのどちらかを絶対的に優先した方が良いとポジションを取っているわけではなく、アカウントを考える上で必要な要素は4つあると思っています。
4つをバランスよく考える必要があり、実際に僕自身も生徒さんを持っていた時は、この4つの要素をバランスよく見てアカウントのコンセプトを考え直していただいたり、OKを出したりしていました。
その4つは何かというと、まず1つ目ができること。つまり、得意なことや技術や知識を持っていること。
2つ目、好きなこと。好きなことというのは、実際に興味関心があることや自分が苦ではなくできることです。
3つ目、求められていること。これは市場があるかどうか、つまり、すでに伸びているアカウントがあるかないか、全く伸びているアカウントが競合に無い場合は求められていない可能性が高いです。
そして4つ目、やらなければいけないこと。これは必然性とも言い換えられます。例えば、自分のSNSをやっている目的が自分の飲食店の集客に使いたいという形であれば、それに合うようなアカウントを設定・設計をするべきだと思います。飲食店の集客をしたいのに、iPhoneの豆知識を発信しても、あまり意味がないと思います。実際、自分がやろうとしていること、やらなければいけないことから、逆算をして考えるということです。
まとめると、できること、実行力、好きなこと、継続力になります。求められていること、やらなければいけないこと、これを4つ考えるということです。
アカウントを考える上で必要な4要素
- 得意なことや技術や知識を持っていること
- 好きなこと
- 求められていること
- やらなければいけないこと
今回の質問者さんの場合、美容が好きで料理が得意な人というケースだとしたら、この4つはどのようなものかを説明します。
できることに関しては、料理だとおっしゃられています。
おそらく美容に関しては、好きではあるが、とても得意という自信があるかで言えば、そうではない状態だと思います。
そして好きなことに関しては、美容だとおっしゃっていました。
美容のことを考えたら心がときめいたり、情報を集めたりするのもワクワクする状態だと思います。
対して料理に関しては、嫌いではないし作ったら美味しいと言ってくれるが、そこまで自分で進んでやりたいと言われたら、そうではない状態だと思います。
3つ目の求められていることに関しては、美容アカウントや料理アカウントはInstagramで非常に人気のジャンルで、フォロワーが多いアカウントも多く、案件も多いため、問題ないと思います。
そしてやらなければならないことがもしアフィリエイトという形であれば、先ほどもお伝えした通り美容や料理に関してもある程度問題ないと思います。
ということで、今回、美容と料理の二択で言うと、求められていることとやらなければいけないこと、どちらもそこまで問題なさそうということは、結局できることと好きなこと、どちらを選べばいいのか、というお話になります。
それに関して、僕なりの考え方をお伝えします。
その2:できることと好きなこと、どちらを選べばいいのか
基本的には、得意なこと(好きなこと)、稼げること(稼げるジャンル)、求められていること、そしてやらなければいけないこと、この4つがあった場合は、基本的に好きなことを優先した方がいいと個人的には考えています。
これは、やはりInstagramを伸ばしていくために必要なのは、継続することだからです。
実際に僕の生徒さんでも、やはり途中でネタが尽きたり、伸びなくて心が折れそうになったり、リサーチの作業がとても苦になってしまったり、そういう理由で挫折しそうになっている方が今まで何人もいました。
ここで力を発揮してくれるのが、自分の好奇心や興味、好きという気持ちです。
なぜかというと、好きなことであれば多少時間がかかってもやはり楽しいと思いますし、自分が勉強しながら発信していたとしてもそれが知識をかきたててくれますし、発信活動が壁にぶつかっていたとしてもその好きなことを嫌いになることはないと思います。
だからこそ、更に向上心を持って発信に関しても意欲を湧き立てることができます。
さらに、得意なことはその反面、すでにある程度、自分でできると思っている分、逆に新しいことを勉強する・学ぶところに対してのモチベーションが少し湧きにくいと勝手に思います。
自分で勝手に限界を決めてしまうというか、私はもうある程度できるからそんな新しいことを勉強しなくてもいいや、と思ってしまい、学習や自分のスキルの深掘りをやめてしまうと、なかなか成長も止まってしまいます。
一方で、好きなジャンルであれば、更に色々なことを知りたい、最新の情報が知りたいと学ぶモチベーションになってきます。
結果的に、学ぶモチベーションが最新の情報やフォロワーさんが本当に欲しい情報を掴み、発信になり、それが伸びやすいと思っています。
なので、まず好きなことと得意なことを選んだ際は、どちらの方が継続できそうかをしっかり考えていただく必要があると思います。
さらに、駒居が言う通り私は好きなこと一本でいきます、これに対して発信がしたいからもう好きなことで絶対選びます等、それでいいかというとそうではないです。
なぜかというと、好きな方でやったとしてもそこに対して全く需要がないジャンルを選んでしまうと伸び悩んでしまうことがあるからです。
今回は美容と料理の二択でやらせていただいたのでどちらを選んでいただいても別に需要はあると思います。
ですが、これがニッチすぎる趣味やあまりにも需要がないような情報だった場合、フォロワーが伸びにくくなってしまう可能性は非常に高くなります。
なので、まずはしっかりと自分が好きなこと・得意なことの両方で市場のリサーチをすることが大切です。
具体的には、まずSNSでしっかり直近でバズっているアカウントがあるのかどうかを調べましょう。
これはSnsClubの課題にもなっているので皆さんできていると思います。
また、フォロワー数が多いだけでなく、しっかりとエンゲージメントが取れているのか、いいねやコメントがしっかりついているかを見るといいと思います。
さらに、投稿頻度や投稿数が少なくてバズっていたとしても、最新の投稿が半年前など、投稿頻度が非常に少ないものはあまり意味がないので、最新でもしっかりとバズっているかが非常に大事になります。
今回、美容・料理の両方とも今でもバズり続けているジャンルなので問題ないですが、それ以外、趣味や好きなこと、ニッチだと思った場合は、市場調査をしっかりやっていただく必要があります。
さらに、好きなこと・得意なこと選ぶ際に、もう1つやらなければいけないことがあります。それは、将来、自分がやりたいこととしっかりと整合性が合っているかです。
例えば、美容や料理が好きなこと・得意なことだが、最終的にやらなければいけないことは、自分の会社の広報のアカウントとして作っていてその会社のブランディングをしたい、その会社のビジネスの集客に使いたい、となった時に、自分が勤めている会社の事業内容と全く別のことをやってしまうとそれはそれで良くないです。
なので、しっかりと自分が何をしたいのか、何のためにSNSを伸ばすのかを考えていただいて、それと合致しているか、合致しそうなのであれば挑戦していただいてもいいと思います。
好きなことと得意なこと選びに必要なこと
- 継続性できるかどうか
- 将来やりたいこととの整合性があるかどうか
その3:1つに選ばない
最後に少し応用編として、そもそも一つに選ぶ必要はないとお伝えしておこうと思います。
発想を転換していただいて、好きなことと得意なことを組み合わせるということも考えてみてほしいです。
例えば、美容と健康を組み合わせたらどのような状況になるかと言うと、美容×料理で「食事から綺麗になろう」というコンセプトを打ち出します。
僕は食事から綺麗になることに対してそこまで知見があるわけではないですが、例えばビタミンやミネラルを豊富に含んだ食事をとることによって、「お肌がこういうふうに若返るよ」や「アンチエイジングになるよ」等の発信をすると、自分の好きな美容も、得意な料理も両方を活かすことができます。
逆だとしても、例えば料理中に手荒れをしてしまう時、「こういうハンドクリームを使っている」や「実生活に基づいた情報を美容でも入れていく」というのもいいと思います。
海外で何か食品などを使ってパックを作り、貼り付ける様なアカウントがバズっていますが、自分が料理で使った野菜の端材などをパックにして使ってみて検証するなど、そのようなのでも良いかもしれません。
ということで、自分の好きなことをメインに添えて得意な要素を入れたい、その逆で得意なことをメインにして好きなことを取り入れたりすると、より希少価値の高いかつ需要も高い差別化の図れるようなコンセプトを考えることができます。
好きなこと・得意なことどちらかだけを選んでもいいですが、ミックスをすることも非常に応用編としては素敵なので、参考にしてくれると嬉しいです。
1つに選ぶ必要はない
- 好きなこと・得意なことのミックスも大事
その4:アクションプラン
今回は、美容が好き、料理が好きという形で2つに分けていただきました。
これを聞いていただいている方の中にも自分が好きなこと、得意なこと、しかもそれも1つだけではない方も非常に多いと思います。
そういった方に向けて、どのように選べばいいのか、コンセプトをどのように考えればいいのか、具体的なアクションプランをお伝えします。
まず1つ目、自分の好きなことと得意なことでネタ出しをしてみてください。
もし自分が発信するとしたら、こういうネタがいいと箇条書きで良いのでどんどんどんどん書いていってみましょう。基本的には、それで多く思いついたものの方がネタには困りません。つまり、継続しやすいです。
好き・得意だからといって、たくさんネタを出せるわけでもないと思うので、実際にこういう投稿をしてみよう、と両軸で考えてみることです。これが3つ以上ある場合も全部やってみてください。
基本的にはより多く思いついた方が優先的にやった方がいい可能性が高いです。
2つ目、上位のアカウントをしっかりとリサーチすることです。
市場調査をしていただいて、直近でバズっているアカウントがどのぐらいあるのかをしっかりと見ていただくことが大切です。
最近全然バズっていなかったり、リールも全然回っていなかったり、フォロワーからのコメントなども全然ついてなかったりするものに関しては、参入すると若干難易度が高くなる傾向が高いです。
3つ目、自分のやらなければいけないことに対してどのように発信していくべきかを考えることです。
例えば、「自分の好きなことが美容だから美容サロンを最終的には開きたい」を思っており、美容アカウントに関しては結構顔出しが必要で結構難しそう、と思った場合、料理を絡めたヘルシーケアや健康のケアのアカウントを作って、そこから集客するなど、可能性も模索するとより選択肢が広がっていきます。
基本的にここまでやっておいていただいて、あとは講師に聞いていただいたりするとパシッといいコンセプトが浮かびますので、ぜひコンセプトに迷走されている方に関しては参考にされるといいと思います。
ジャンル決めのアクションプラン
- 好きなこと・得意なことでネタ出し
- 上位アカウントのリサーチ
- やらなければいけないことに対して、どのように発信していくべきかを考える
その5:まとめ
最後にまとめますと、基本的にはまずは好きから始めてみるところが僕はおすすめです。
やはり好きなことの方が探求心もありますし、興味も湧きますし、発信していて楽しいという形で、一番SNSにおいて重要な「継続する」ということをやりやすくなります。
ただ、好きなことや得意なことで始めたとしても、途中でこれ違うと思ったら、進路変更していただいてもいいです。
初期設計の段階や自分が投稿して「ん?」と思った時に手を止めて、頭の中でぐるぐるぐるぐる凝り固まるのではなく、柔軟に途中で変えてもいいです。
好きなジャンルで始めたけどなんか違うと思ったら、得意な方に行ってもいいし、その逆も全然ありだと言うことだけ覚えておいていただけると、投稿頻度は落ちないと思います。
なので、是非これを参考にしていただけたらと思います。
まとめ
本日は「好きvs得意どちらを取るべきか」というお話をさせていただきました。
今日も人生を変える一日にしていきましょう。