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    ”最悪”な超繁盛店に学ぶマーケティング

    目次

    オープニング

    おはようございます。駒居です。本日のSnsClubラジオは「”最悪”な超繁盛店に学ぶマーケティング」というテーマでお話をしていきます。

    “最悪”な超繁盛店の話

    先日、仕事終わりに一緒に働くスタッフと晩ご飯を食べに行きました。平日の夜でしたがなかなかお店が見つからず、適当なお店を選んで居酒屋に入りました。その居酒屋は約100席ぐらいある広めの店内でしたが、「これ待ち時間なしで座れるかな〜?」と感じるくらい繁盛しているようなお店でした。(かなり混んでるし、凄くいい料理が出てくるかもしれないという期待ができるくらい!)しかしその期待は、180度最悪な方に裏切られました。

    “最悪”な理由

    具体的に何が悪かったかというと、まず料理が最高にまずかったんです。普通というレベルではなく、確実にまずかった。

    料理のクオリティ
    • サラダ:「スープでも作るつもりだったのか?」というくらいドレッシングでびっちょびちょ。
    • 馬刺し:解凍したて。解凍のやり方が雑なのか、かなり水っぽい。
    • 串焼き:串焼きが売りのお店なはずなのに、パッサパサ。鳥貴族の串の美味しさが100だとすると、その居酒屋の串はマイナス700万ぐらいのまずさ。
    • 海鮮丼:魚がそんなに特段美味しいわけではないし、わさびが多すぎて辛くて食べられないレベル

    料理のクオリティが低いだけならまだしも、店員の接客態度も最悪でした。

    接客のクオリティ
    • グラスや料理のお皿を「お待たせしました!」などの声掛けもなく、ドンッと置かれるような感じ
    • さらに、机の角すれすれに置かれるせいで、落ちないかどうかこちらがヒヤヒヤするような状態
    • 入り口に店長らしき偉そうな人がいて、スタッフを怒鳴りつけるように怒ったり、客に対しても威圧的な態度
    • スタッフ全員が「何か怒らせてしまいましたか?」と思うくらいの不機嫌な雰囲気

    料理のクオリティと店員の接客態度がダメなだけならまだしも、店内の雰囲気も最悪でした。

    店内のクオリティ
    • なんだかすごく照明が暗い
    • 壁が薄く、隣で執り行われている宴会の声が丸聞こえで非常にうるさい
    • あまり搾られていない不潔なフキンで拭かれて少し濡れている机

    このように3本柱で”最悪”な超繁盛店でした。

    これで、料金がめちゃくちゃ安いならまだ納得できますが、3人で行ってお酒も飲まなかったのにも関わらず、1人約5000円くらいのお会計でした。僕が人生で行ったお店のワーストトップ10に余裕で入り込んでくるぐらいです。そんなお店だったのにも関わらず、かなり混んでいて人気店のように見えたんです。皆さん、なぜだと思いますか?

    “最悪”な居酒屋が超繁盛していた理由

    結論、”最悪”な居酒屋が超繁盛していた理由は2つあると考えています。

    超繁盛の理由
    • 東京都渋谷区の中でも一番混雑する繁華街”渋谷センター街”にお店を構えているから
    • 最悪な居酒屋は4階、同じ建物の1階に磯丸水産という人気居酒屋があったから

    実は、僕たち3人は初め、磯丸水産に入ろうと思っていました。人気店なのでかなり待ちそうだったため、「他のお店にしようか〜」と思っていたところに、「いや〜待ってました!」と言わんばかりのキャッチが待ち構えていました。結局、もうお店を探し歩くのも嫌だったため、キャッチに勧められるがまま安直にその居酒屋を選んでしまったという経緯があります。

    今回行った最悪の居酒屋は、「渋谷にお店を構えるという市場選定」と、「磯丸水産というブランド力のあるお店から溢れたお客さんを狙う営業」この2つで新規顧客を巻き取り続けることで繁盛しており、おそらくリピーターはほぼいないと思います。

    体験からの学び

    僕はこの最悪な体験から学ぶことがありました。

    商品やサービスが売れるかどうかに、「コンテンツの質」が影響しないこと

    「集客して稼ぐ」ということだけ考えていうと、正直「商品力」よりも「マーケット選び」の方が大切だということです。例えば、飲食店を経営するために、出店場所の選定やブランド力、トレンド感などが「商品が美味しいか美味しくないか」よりも大事になる時があります。今回居酒屋のように渋谷の繁華街であれば食べ物が不味くてもお客さんがわんさか入りますし、磯丸水産というブランドがあるお店の近くに店を構え、長いものを巻かれるような形で営業しているという点について、集客に関しては上手いなと感じます。

    居酒屋の例以外にも、スターバックスや吉野家のようにブランド力を持ったお店のフランチャイズや直営店を出したら、名も知られていないようなお店よりは集客力は高いですし、少し前に流行っていたタピオカも当時はトレンド感が強く、とりあえずタピオカ屋さん出しときゃ繁盛するみたいな状態があったと思います。

    これはSNSにおいても全く同じことが言えます。例えば、伸びるジャンルに参入すると、仮に動画の編集力やライティング力などのコンテンツの質が低かったとしても、それだけで伸ばせることがあります。

    伸ばしやすいジャンルの例
    • iPhone系のジャンル
    • エクセル系のジャンル
    • レシピ系のジャンル
    • AI系のジャンル (今のトレンドはこれ)

    「SNSの発信内容の質を求めるよりも、伸びる市場に身を置くことが”集客”においてはとても大切だ!」ということが、今回の最悪の居酒屋体験から学び取ることがができます。

    ただここで絶対に勘違いしてほしくないことがあります。それは「集客(マーケティング)だけできれば、”商品力”はどうでもいいのか?」ということに関してです。結論、僕たちは「発信力や商品、サービスの質を磨いていかなきゃいけない」ということです。

    「集客ができて、そのお客さんがお金さえ落としてくれて、自分が稼げたらそれでいいのか?」

    今の世の中には「情弱を騙して自分がお金を稼げればOK」という考え方の人もいるかもしれません。しかし今回の経験から、お金の稼ぎ方だけを攻略して、自分だけが徳をするようなやり方は絶対的に本質ではなく、僕はそうはなりたくないと心から感じました。もちろん「集客」は商品やサービスを売るためには必要不可欠です。ただ、そこには商品やサービスの質も両立させていかないといつか必ず廃れてしまうと考えます。

    まとめ

    今回のSnsClubラジオの内容についてまとめていきます。

    今日のまとめ
    • 集客を最大化させるためには、「マーケット選び」「ブランド力や信用」「トレンド感」が大切である
    • SNSでいうと「発信ジャンル選び」や「PR案件選び」をするときは、その市場が潤沢であるかを確認する必要がある
    • その上で価値提供の質を追求していく(フォロワーやファンの方を大切にすること)

    本日は「”最悪”な超繁盛店に学ぶマーケティング」というテーマでお話をしていきました。僕たちは発信者として、時に「集客して商品やサービスを売る」ために、「発信内容の質よりもどのジャンルで発信するか?」「どんな商品をPRするのか?」「どれだけ上手くPRするか?」というような小手先のことばかりに目が行ってしまうことがありますが、それよりももっと本質的に「フォロワーさんを大事にする」というところを今一度、考えてやっていきたいなと思います。SnsClubで学んでいる皆さんにもそうであってほしい!と強く感じたので共有をさせていただきました。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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