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    人生の大半は「誰といるか」で決まる

    目次

    オープニング

    おはようございます、駒居です。

    本日は「人生の大半は誰といるかで決まる」というテーマでお話をします。

    それでは、生徒さんからいただいたご質問を読み上げます。

    ご質問

    勤務方法についてのそれぞれどう思いますか?

    お世話になっております。 現在、 Microsoft、Apple、Dellなどの大手テック企業がオフィス回帰を進めており、 私の勤務するロサンゼルスのIT企業も業績悪化を理由に、 週4日の在宅勤務から週5日のオフィス勤務へと移行しました。

    オフィス勤務、 在宅勤務、 ハイブリッド勤務にはそれぞれメリット・ デメリットがあると思いますが、 駒居さんはどのようにお考えでしょうか。

    経営者の立場として社員と直接顔を合わせて働くことのメリット、また特に東京のような都市部では通勤のストレスによる負担など様々な視点があるかと思います。駒居さんのご意見をぜひお聞かせいただければ幸いです。

    ご質問いただきありがとうございます。
    実際、今本当に世界的にオフィス回帰の流れが来ていますね。コロナ禍からもう数年経ち、リモートワークが定着してきたと思いきや、大手企業や外資系の企業を中心に「やはりオフィスに戻ってきてほしい」という動きが出てきています。

    生徒さんのご質問はオフィス勤務と在宅勤務、どちらがいいのか、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのかという内容だと思います。

    しかし、より本質的な問題で言うと、人生において誰と時間を過ごすのがいいのか、どのような環境に身を置くべきなのかという問題に関わっていると思ういます。

    今日はオフィス勤務かどうかということではなく、「誰と時間を過ごすのがいいのか」「どのような環境に身を置くのがいいのか」という観点からお話をさせていただきたいと思います。

    今回のご質問は本当にSNSに関係のない、かなりビジネスライクなご質問でしたので、まず前提条件から分からない方に対してお話をします。事実として、AppleやMicrosoft、Googleなど多くのIT企業・大きな企業がオフィス回帰を進めています。

    これにはいろんな理由があると言われています。例えば生産性の問題です。多くの企業ではリモートワークによって従業員のパフォーマンスが落ちていると感じられているようです。実際に私も会社運営をしていて、そのように感じます。

    そして会社の成長停滞も示唆されています。人と人が直接会って議論をして、偶発的な会話や出会いからアイデアが生まれるということがオンラインでは起きにくいです。

    オンライン上のやりとりだと、どうしても必要最低限の会話しか生まれないので、雑談や本当にアイデアベースの発想・会話がなくなり、成長や革新的なアイデアが生まれにくくなっています。

    加えて、これは僕の会社でもすごく思うことですが、企業文化の維持というのもすごく難しいと思います。特に会社に入りたての社員さんの場合、会社の雰囲気や価値観をオンラインだけで吸収するのは難しいと思います。

    一人で家でずっとパソコンを触っているだけで、会社としてひとつの会社・グループ・組織の中に属しているという認知をするのはとても難しいと思います。

    このような問題は全て「誰と時間を過ごすか」「どこで時間を使うか」という問題に集約されると思っています。僕自身、経営者の立場からこの問題を考えると「人生の大半は誰といるかで決まる」という風に強く感じます。

    その観点で、これから4つのポイントをお話をしていきます。

    その1:人との直接的な繋がりが成長を加速させる

    まず1つ目は、人との直接的な繋がりというのが僕たちの成長を大きく加速させるということです。

    最近読んだ本で心理学者の方がこんなことを言っていました。すごく有名な言葉として「自分の周りにいる、よく時間を過ごしている5人の平均が自分の平均になる」という言葉があります。

    これは結構、的を得た言葉だなというふうに思っていて、僕自身の経験を振り返ってみても、自分がすごく爆発的に成長できたなというようなターニングポイントには、必ず重要な出会いというのがありました。

    例えば大学時代に営業のインターンをしたとき、上京して全く違う業種の社長さんと関われるようになり、会社の業績もある程度安定し、より高いコンサルやより著名な経営者さんと会えました。

    そのように、「誰と長く時間を過ごすようになったのか」というところで、自分のレベルやもう少し雑な言い方をしてしまうと自分の年収・収入というところもすごく大きく変わってきているなと思っています。

    もちろんオンラインでも知識というのを得られるのですが、やはりその人独自の考え方や、お仕事の進め方、問題解決の方法というのは言葉に現れない部分もあります。

    そのようなものは、直接一緒に時間を過ごして一次情報として吸収していかないといけないのです。

    SnsClubでもオンライン交流会とオフ会両方実践していますが、確実に言えるのは、やはりオフ会に参加していただいた生徒さんの成長スピードの方が早いと思います。なぜなら、そこでは単なる情報交換を超えている、人間同士の深い交流が生まれるからです。

    また、成功している人と直接会うことで得られる刺激や気づきというのは、オンラインではなかなか得にくいです。

    その人のオーラ・エネルギー・熱量・話し方・立ち振る舞いなどのように、言葉では表現できない要素が、僕たちの成長に本当に大きな影響を与えると思います。

    その2: オンラインでは本物の関係構築が難しい

    2つ目は、誰と時間を過ごすかというところで、オンラインでは本物の関係構築は難しいと思っています。

    僕自身、もちろんオンラインで採用させていただいている方もいるのですが、オンライン上でのコミュニケーションには、いくつか限界があると思います。まずは非言語コミュニケーションが大幅に制限されてしまいます。表情や身振り手振り、声のトーンがカットされます。

    こういうものというのは人間関係の形成においてとても重要な要素です。これもすごく有名な話ですが、皆さん「メラビアンの法則」はご存知でしょうか。メラビアンの法則というのは、コミュニケーションの55%は視覚的な要素、38%は聴覚的な要素、そして7%が言語的な要素で構成されているというものです。

    何が言いたいかというと、人と人とのコミュニケーションは、55%が目で見えている情報(表情や身振り手振り)、そして38%が声のトーンや話し方、話の内容というのは全体の7%しか関係ないというふうに言われているのです。

    つまり、テキストのみのコミュニケーションだと、本来の情報の93%が失われてしまっています。

    皆さんも心当たりありませんか?
    対面で話していると全然誤解なくコミュニケーションができるのに、テキストにすると「このテキストを送ったら、すごく冷たく感じられてしまうのではないか」というふうに自分が思ったり、相手から来たテキストが絵文字などあまりついていなかったら「この人は怒っているのかな」というふうに変に勘ぐってしまったりすることがあると思います。

    これはなぜかというと、93%のコミュニケーションにおける大事な要素が失われてしまっているからです。

    実際に、僕が経営しているLevelaという会社でもリモートワークの方というのは、やはりどうしてもチームの一体感や信頼関係の構築は苦労します。特に新しく入ってきてくださったメンバーさんは、会社の文化や価値観を吸収するまでに実際、時間がかかってしまいます。

    対して、やはりオフラインで働いてくださっているスタッフや仲間というのは、すぐに「この会社ってこんな文化で、こんな人がいて、こんな雰囲気で、こんな働き方ができるんだ」ということをすぐに吸収して、すぐにこの会社に馴染んでくれ、そして会社に貢献してくれるようになります。

    やはりオンライン上でのコミュニケーションの場合、そのような文化的な側面や、もっと伝えたい熱量の部分、そういった非言語のコミュニケーションが測れないということが、大きな要因だと思っています。

    SnsClubのオフ会でも、初めて会った生徒さん同士が本当に数時間のオフ会の中で深く信頼関係を築いて、実際に友達になったり、ずっとやり取りをするようになったりという話もよく聞きます。

    やはりオンラインではなかなか実現できない、人間同士の化学反応のようなものだと思っています。

    その3:環境や仲間が人格形成に影響を与える

    3つ目は、環境や仲間が人格形成にいろんな影響を与えるということです。

    そもそも人間というのは社会的な動物です。社会を形成して生きる動物なのです。

    僕たちの考え方や価値観、習慣、人格というものも周りの環境や人々から大きい影響を受けます。

    例えばすごくポジティブでエネルギッシュな人たちと一緒にいたら、自然と自分もポジティブになりますよね。逆にとても不満や愚痴が多い環境にいると、自分もネガティブにすごく沈むような考え方になったり、引きずられやすくなってしまいます。

    これは単なる気分の問題ではなく、脳内で起こるミラーニューロンという現象に関係しているのです。また難しい言葉が出てきましたが、人間の脳というのは周りの人の行動や感情を無意識のうちに模倣するようにできています。これは研究で示されています。

    僕自身、やはり過去に一緒に働いてきた人の影響で自分の考え方や価値観が大きく変わったと感じています。特にやはりポジティブで行動力のある人と一緒に働いている時は、自分も「やらなきゃいけない」「やればできる」という思考パターンになります。

    逆にネガティブな人や愚痴が多い人と一緒に働いていると、自分もあまりやる気が湧かなかったり、そこに引きずられてしまうという実感はやはりあるのです。僕自身、とてもポジティブという自負はあるのですが、それでもやはり周りがみんなネガティブだったり、周りがずっと愚痴言ってたりすると、やはりしんどいです。

    SnsClubの生徒さんたちも見ていても、やはりクラスの雰囲気というのはすごい大切です。みんなで励まし合いながら、投稿頻度も高かったり、努力家の人と一緒にいる人は自然と努力する習慣がみんなで身につきます。

    逆に、ネガティブキャンペーンをしてしまったり、ネガティブな発言をしてしまったり、あまりやる気がない生徒さんばかりのクラスというのは、どうしてもそこに引きずられてしまう傾向というのはあります。

    もちろん今皆さんのクラスが、もしかしたら後者のような「あまり生徒さんが頑張っていない」ということになっている可能性もあるのですが、それは大前提「だから自分もサボっていい」という話にはしないでください。

    「今から自分はどうしたらいいのか」ということを考えて、皆さんがポジティブな着火剤になって「もっとみんな頑張りましょうよ」とそういう声かけをしてあげることにより、逆に今頑張れていなかった生徒さんたちを引き上げることもできます。

    ぜひ自分がポジティブになりたいのであれば、まず自分からポジティブな発言をしていくことをしていただきたいと思います。

    話が少しそれたのですが、やはりこのように私たちの人格や習慣というのは一緒にいる人たちによって大きく形作られているので、だからこそ僕自身はやはり常にポジティブで前向きな人と付き合いたいと思います。

    逆にどれだけ仲が良かったとしても、自分がネガティブな方向に考え寄ってしまうような人というのは、できる限り離れた方がいいと思っています。

    その4:人生の質は関わる人たちの平均値である

    最後のポイントは、人生の質は関わる人たちの平均値であるという考え方です。

    これも最初の方にも言ったのですが、収入や健康、幸福度、成功などの要素というのは皆さんが日常的に関わっている人々に大きく影響されます。

    成功している人と一緒にいたら成功するための思考法や行動パターンというのを自然と吸収できるようになりますし、健康を大切にする人と一緒にいたら健康的な習慣が身につきます。これはもう確実にあります。

    だからこそ、SnsClubラジオというのを継続的に聞いていただいて「マインドが整い、おかげで行動も変わってきました」というふうにおっしゃっていただくのは、もちろんオフラインではないですが、間接的に僕の考え方などが皆さんの中に浸透していっているのかなと思います。

    僕自身もやはり自分の成長や成功というのは、本当に「周りに素晴らしい人たちがいるから、そのおかげだ」というふうに心から感じています。

    僕がもともと先天的にとてもポジティブであったり、とても成功できるようなマインドを持っていたり、人よりも優れていたりというようなことは本当に一切持っていません。

    僕はたまたま周りの仲間たちがすごいポジティブで、みんなが前向きで、みんなが向上心があり、そして家に帰っても、すごく僕のことを支えてくれる家族がいる。そういう状況で暮らし、生きることができたからこそ、今こうやって皆さんにこういった熱い言葉をかけられていると思います。

    だからこそ、こんなSnsClubという最高に熱いコミュニティにいるのであれば、ぜひその仲間たちというのを大切にしていただいて、自分の成長だけではなく、チームの成長を願い、より大きな影響をお互いに及ぼし合えるように頑張っていただけたら嬉しいです。

    繰り返しになりますが、僕たちの人生というのは関わる人たちによって大きく決まっているので、だからこそ誰と時間を過ごすかというのは最も重要な人生の選択の一つになると思います。

    ということで、まとめに入っていきますが、僕自身、人生の大半は「誰といるか」で決まるというふうに強く信じています。
    @それは、以下の4つの理由からです。


    そこまでやるか?の姿勢をデフォルトにするために

    ①:人との直接的な繋がりが成長を加速させる

    ②:結果を出している人の行動を研究する

    ③:環境や仲間が人格形成に影響を与える

    ④:人生の質は関わる人たちの平均値である

    今日の質問であるオフィス回帰の流れは、単なる働き方や生産性という変化を超えた、人間関係の本質に関わる重要な動きだと思っています。

    そのため、僕が運営している会社に関しても、「基本的にはオフラインで行こう」というような声かけを常にさせていただいております。また、オフラインでコミットして一緒に働きますと言ってくださる方は、積極的に採用をさせていただきます。

    そうだからといっても、完全にオフィス勤務に100%戻らないといけない、そうしていない人がダメだ、ということではないです。

    しかし、オフィス回帰の流れは、人間が本質的に求めていること・必要なことが表された結果だと思っています。

    ぜひ皆さんも、これは勤務とか仕事の話だけでなく、「周りに誰と一緒に時間を過ごすのか」「どんな人の言葉に耳を傾けるのか」ということを意識しながら、これから過ごしていただけたらと思います。

    まとめ

    本日は「人生の大半は誰といるかで決まる」というお話をさせていただきました。

    少し小難しい話を今回特別にさせていただいたのですが、ぜひ参考になっていたら嬉しいです。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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