オープニング
おはようございます、駒居です。
本日は「プロになることの副作用」というテーマでお話をします。
それでは、生徒さんからいただいたご質問にお答えしていきます。
ご質問
やりたいことだったのがやらなきゃになってしまいました…

発信を始めた当初はやりたいことだったのに、続けるうちにやらなきゃいけないことになってしまって、モチベーションが下がってしまうことってありますか?
もし駒居さん的な解決方法やマインドセットがありましたら聞きしたいです。



これはおそらくInstagramの話だと思いますが、最初はやりたくて始めたことが続けるうちにやらなきゃいけないことになってしまいモチベーションが下がるということですね。
もちろんこれは私自身もありますし、たくさんの方が経験していく課題だと思います。最初は楽しくてやりたくてたまらなかった発信が、いつのまにかやらなきゃいけないことという感覚になってモチベーションが低下してしまうということですね。
これはSNSに限らず、趣味や趣味が仕事になったとき、ルーティン化してしまった時によく起こることだと思います。
このようなことについて、皆さんご存知だと思いますが、野球選手のイチローさんがYouTubeの「教えてイチロー先生」という私が大好きな企画の中で、「好きなことを仕事にすると、純粋な楽しさは失われることがある」と語っています。
詳しくはリンクから動画で見ていただきたいのですが、イチローはプロ野球選手として活動していたときは、「子供の頃のような野球の楽しさはプロになるとゼロになった」という発言をしています。「なぜならプロの世界では常に結果と責任を背負い、日々失敗と向き合わなければならない」と。
しかし、それだけではなくて、同時に「うまくいった時の快感は言葉では表現できないほど大きい」とも語っています。つまり好きなことを仕事にすると純粋な楽しさは変化するかもしれませんが、それは別の形の喜びや達成感に変わるということだと私は解釈しました。
今日は、そんな「やりたいこと」から「やらなければいけないこと」への変化に対し、どのように向き合えば良いのかを4つのポイントでお話をしたいと思います。
その1. 夢と仕事の違いを理解する
まず一つ目は夢と仕事の違いを理解しましょうということです。
イチローは「飲食店をやりたい」という思いから寿司屋という具体的な夢につながったというような質問に対し、夢と仕事の違いについて語っていました。
まず夢というのは純粋で制約がないです。ただそれを仕事にしようとすると、必然的にいろんな責任や制約が生まれます。これは発信活動についても同じです。
例えば最初は好きなことを自由に発信したいという純粋な思いでSNSを始めていたかもしれませんし、SnsClubに入る前はSNS自体をすごく見ることや、ストーリーや投稿に自分のプライベート日常を上げ、そこで反応をもらうのが楽しくて始めたかもしれません。
しかし、これがフォロワーが増えていったり収益化を考えたりするようになると、コンスタントに投稿していかなければいけない責任や、質の高いコンテンツを提供する義務というのが生まれてくるのです。
このような変化はあくまで自然なものであり、むしろプロフェッショナルになるための必要なプロセスです。
大切なのはこの変化を否定することではなく、夢が仕事に変わるということを理解して受け入れることです。イチローの言葉を借りるとすると「夢を追う覚悟が必要だ」ということです。プロになるということは、夢を仕事として本気で向き合う覚悟が必要ということですね。
その2. 失敗と向き合う勇気を持つ
そして2つ目が失敗と向き合う勇気を持ちましょうということです。
イチローは動画の中で「プロは常に結果と責任を背負って失敗と向き合う日々になる」と語っていました。発信活動においても、全ての投稿が成功するわけではもちろんありません。むしろ成功の数よりも、たくさんの失敗、思うような結果が出ないことの方が多いです。
私自身もInstagramの発信を始めた当初は2年間全く伸びなかったので、「なんで伸びないんだろう」「何が足りてないんだろう」と悩む日々でした。しかし、そのような失敗や苦労も含めて発信者としての成長プロセスだと捉えるようになりました。
失敗を恐れずに、むしろ次に生かすための学びとして向き合うことにより、モチベーションを維持できるようになります。これは「ただ楽しいから」という理由で発信を続けるよりも、実は深い意義と充実感をもたらしてくれると思います。
アクションプランとしては「失敗ノート」というのを作ってみるといいかもしれませんね。うまくいかなかった投稿や思うような結果が出なかったときに、その原因、何でなのかというのを分析し、次に生かすための学びを書き留めておきましょう。こうすることにより、失敗が無駄にならずに成長につながると思います。
この書き留めは、そこまで深く本質的なものでなくても大丈夫です。自分の中で「これかな」という仮説で大丈夫なので、一つさらっと書いておく、メモしておくというのはいいかもしれないですね。
その3. 成功体験を大切にする
3つ目のポイントが成功体験を大切にしましょうということです。
イチローは動画の中で「うまくいった時の快感は言葉では表現できないほど大きい」とも語っていました。
発信活動においても、
・自分の投稿がたくさんの人に届いてバズったとき
・誰かの役に立ったという声をもらったとき
・フォロワーが増えたとき
など、様々な成功体験があります。このような成功体験を意識的に振り返ることにより、モチベーションを維持することができます。
例えば、失敗ノートとさっき言いましたが「成功ノート」「成功メモ」のようなものを作り、嬉しかったこと、達成できたこと、感謝の声をもらったことを書き留めておくと、モチベーションが下がったときに、このメモを見返すことにより、「このような成功体験もしっかりあるんだな」ということで初心や嬉しさを思い出すことができるのです。
もしこのモチベーションが上下しやすいという方は、ぜひ成功体験を貯めておくというアクションプランも実行してみてはいかがでしょうか。
その4. 本気の覚悟を持つ
そして最後のポイントは本気の覚悟を持ちましょうということです。
「夢を追う覚悟が必要だ」と動画でも言われていたのですが、プロになるということは夢を仕事として本気で向き合う覚悟が必要ということです。
発信においても、単なる趣味から一歩進んで本気でやるという覚悟が大切です。
もちろん本気でやるといっても無理をして続けろということではないのですが、ただやはりSnsClubに入っている半年の間は、全てをSNSにかけるぐらいの覚悟を持っていただきたいと思います。
なぜなら、「何で自分は発信をしているのか」という本質的な問いや目的に向き合ってほしいからです。それに対し、自分なりの答えを持ってほしいのです。
皆さんはただ収益化がしたいとか、ただ時間が欲しいということではなく、その先の自分が人生において絶対に成し遂げたいことがあるからこそ、SNSの世界に足を踏み込んだのだと思います。
一回踏み込んだのならば中途半端で終わらせるのではなく、しっかりとやり切ってその夢をつかめるまで継続していただきたいと思います。そのようなやるべき確たる理由が明確であれば、多少の「やらなければならない」という感覚が生じたとしても、その先にある大きな目標のために頑張れるようになると思います。
イチローはすごく意外だったのが、「もう一度人生をやり直しても、野球選手になりたいとは言えない」と語っていたのですが、それは何でかというと、それぐらい本気でやってきたからだと思っているのです。そしてそこには、明確な目標と覚悟があったと思います。
皆さんも発信活動において、何のために発信をしているのか、そしてどんな人にどんな影響を与えたいのか、という本質的な問いに向き合ってみていただきたいと思います。
その答えが、モチベーションを支える大きな柱になると思います。
まとめ
本日は「プロになることの副作用」というテーマでお話をしていきました。
今日の内容をまとめると、
①:夢と仕事の違いを理解して変化を受け入れる
②:失敗と向き合う勇気を持つ
③:成功体験を大切にして振り返る
④:本気の覚悟を持って取り組む
この4つについてお話をしていきました。
最後になりますが、もちろん本気の覚悟を持とうと言っても、体が壊れるまで心が壊れるまでやってしまっては意味がないです。
休むことについてのラジオも過去に何個も撮っているので、ぜひそれらもうまく活用しつつ発信活動を続けていっていただけたらと思います。
それでは今日も人生を変える一日にしていきましょう!







