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    差別化を実現するチェックリスト

    目次

    オープニング

    おはようございます、駒居です。

    本日は「差別化を実現するチェックリスト」というテーマでお話をします。

    それでは生徒さんからいただいた質問を読み上げていきます。

    ご質問

    差別化をするには手札型か逆算型かどちらがいいでしょうか?

    現在ホームルーム待ちで、今は自習期間として自己分析をして、「どんなアカウントにしたらいいか?」と考えている段階です。

    差別化という点に対して、自分の得意なことや個性という手札から差別化できそうなジャンルを選択したらいいのか、このジャンルに参入したからこういうのがあれば差別化できるような、だからこういうキャラを演じようというふうに逆算して自分を当てはめたらいいのか、どうしたら自分とジャンルと差別化を結びつけられるのかがわからなくなってきました。

    ホームルームの後にこのあたりは講師の方からもお話聞けると思うのですが、手札から選択するのと逆算して当てはめるのは、どちらがいいと思いますか?

    質問ありがとうございます。素晴らしい質問だと思います。

    アカウントを始める際に本当に多くの方が「差別化」という言葉にとらわれているという印象があります。特に初心者の方は「自分らしさを出さなきゃ」とか「他の人と違うことをしなきゃ」という思いが強く、それが逆に足枷になってしまうこともあります。

    まず結論からお伝えしたいのは、スタートの時点からいきなり差別化に頭を悩ませる必要はないということです。差別化は応用であり、応用は基礎ができてからで十分です。

    ですので、今日は差別化について4つのポイントからお話をしていきたいと思います。

    その1. 基礎が先か差別化が先か

    まず1つ目は、基礎が先か差別化が先かという話をします。SNSでの発信を始めたばかりの方にとって、最も重要なことは差別化ではなくて基礎固めです。ここでいう基礎とは、そのジャンルで王道とされている動画やアカウントの構成を理解し、実践することです。

    例えば料理アカウントであれば、まず完成シーンを見せ、そこから調理過程を見せ、そして完成をして試食という流れが王道かなと思います。美容アカウントであればビフォーアフターを見せてから、メイクのプロセスを見せ、そして最後にもう一度アフターで締めるという構成が基本になると思います。

    このような形の基礎が一番大事です。なぜなら、フォロワーさんやユーザーはある程度の型を期待しているからです。料理アカウントなのに、そもそも材料とか作り方を見せずに完成品だけを見せても「どうやって作ったの?」という疑問が残ったり、完成品なく最初から調理工程を見せられても「そもそもどんなものが作れるの?」という疑問が残り、視聴維持もされにくくなってしまいます。

    ですので、最初の30投稿ぐらいは差別化よりも基礎固めに集中することをお勧めします。王道的な内容でも毎日投稿してクオリティを上げる練習をすることにより、自然と自分らしさや違いが出てくると思います。

    その2. 逆算型と手札型の使い分け

    2つ目は、今回ご質問にもあった逆算型と手札型の使い分けです。質問者さんが挙げられた「自分の手札」、手札というのはおそらく自分の個性や特徴、経験のことだと思います。手札から選択する方法と逆算して当てはめる方法、どちらがいいかというと答えは「両方」です。そもそも本質的には同じことを言っているなと感じました。

    まず一つ目は手札型。自分の得意なことからジャンルを選ぶということなのですが、手札型のメリットとしては継続しやすいことです。自分が好きなことや得意なこと、これは知識もあって話題も豊富で、そして何より楽しんで続けられます。例えばもともと料理が好きで家族からも美味しいと言われる方が料理アカウントを運営すれば、コンテンツ作りに困ることはありませんし、細かい知識もあるので説得力が増してきます。

    そして次は逆算型です。人気なジャンルや自分のやりたいことから逆算して考えていく。このメリットは、すでにマーケットが存在していることです。例えば今伸びているジャンル、競合を分析し、そしてそこに自分の要素を付け加えることにより、より効率的に成長できる可能性があります。しかし、全く興味のないジャンルや間違った個性を当てはめてしまうと継続が難しくなるので、ある程度の興味や適性は必要です。

    そしてその上で理想的なものは、この両方を組み合わせることです。自分の得意なことと興味のあるジャンルを複数リストアップし、その中からInstagram上で需要のあるジャンルを選び、さらに競合が多すぎずに自分が差別化できそうなものを選びます。

    このようなステップで選ぶと、続けられかつ伸びる可能性が高いジャンルを見つけることができます。しかし、これは何度も言う通りあくまで応用なので、自分がやりたいことやそうした需要があること、このどちらかを軸にして講師に相談する。これが皆さんにとっては最も近道になります。

    その3. 具体的な差別化のチェックリスト

    3つ目は、具体的にどのようにして差別化をすればいいのかという実践的なチェックリストを7つご紹介します。


    ジャンルの掛け合わせです。

    例えば料理、育児、美容、ミニマリストのような形で2つのジャンルを掛け合わせることによって独自性が生まれてきます。例えば料理×育児で言うと「ワーママのための5分で作れる栄養満点レシピ」のような形でターゲットを絞ると、より支持を得やすくなると思います。

    他ジャンルの構成を取り入れるということです。

    例えば美容アカウントなのにドッキリの構成を取り入れたり、料理アカウントにASMRの要素を入れたりすることにより、新鮮さを出すことができます。

    一次情報を入れるということです。

    一次情報というのはご自身が持っている視点や経験、自分ならではの意見、情報のことを指します。私しか知らない情報、私だからこそ知っている情報を入れることにより、価値を高めることができます。

    例えば美容師さんなら「プロが教える自宅でできるヘアケア」、看護師さんなら「医療現場からの健康アドバイス」のような形で専門知識を生かしてもいいですし、「自分はこう思う」という感情や意見も一次情報になり得るので、そのようなものは積極的に入れていきましょう。

    ニッチなジャンルを選ぶというものになります。

    小さい専門分野に特化することにより、その分野のファンを獲得できます。例えば料理では、ケーキ特化ではなく、さらにビーガンケーキ特化などのような形で細分化することにより、差別化できます。ただ細分化すればするほどそれだけ市場は小さくなっていくので、もろ刃の剣のようなものだと思います。

    プロセスエコノミー型にするということです。

    結果だけではなくて失敗や試行錯誤の過程を見せることにより、親近感を生みますし、何よりもそのプロセスというのは皆さん自身しか持っていないものになるので、ある程度唯一無二のアカウントにすることができると思います。

    顔出しをするということです。

    特に初期段階に関しては顔出しをすることにより、大きな差別化につながると思います。顔出しをしていないジャンルでは顔出しをすることで目立つことができますし、そもそもお顔というのは皆さんが持っている唯一無二の特徴であり、誰とも被らないものになりますので、顔出しをするだけでもある程度の差別化は図れると思います。

    トーンマナーを統一しましょうということです。

    フィルターやBGM、話し方、テロップのフォントなど、一貫性のある世界観を作ることでフォロワーに「この人の投稿だ」と認識してもらいやすくなります。

    これらのチェックリストの中から一つだけでも取り入れることによって他のアカウントとの違いを作ることができるので、全てを一度に取り入れる必要はありません。自分ができそうだなと思うものを試してみてください。

    これで差別化!チェックリスト

    ①:ジャンルを掛け合わせる

    ②:他ジャンルの構成を取り入れる

    ③:一次情報を入れる

    ④:ニッチなジャンルを選ぶ

    ⑤:プロセスエコノミー型にする

    ⑥:顔出しをする

    ⑦:トーンマナーを統一する

    その4. 差別化に失敗しないためのマインドセット

    そして最後に差別化に失敗しないためのマインドセットをお伝えします。

    まず、そもそも完璧な差別化は必要ないということです。100%オリジナルであることや誰とも被らないことを目指す必要はありませんし、それが正解だとも思いません。

    例えば漫画家さんも、完全なオリジナルストーリーを作るということはほぼ不可能です。なぜかというと、完全なオリジナルに見えたとしてもそのオリジナルというのはその人が見てきた創作物や経験で、そのような誰かが作ったものが積み重なった結果オリジナルが生まれているので、100%オリジナルなんてありえないのです。大事なのは自分らしさや自分の価値観、自分の経験を少しでも入れることだと思います。

    そして2つ目のマインドセットは、差別化は進化するものです。最初から完璧な差別化ができていなくても大丈夫です。むしろ投稿を続けていく中で徐々に自分の色を出していったり、徐々に工夫をしていくということで全然大丈夫です。最初の10投稿と100投稿目では自然と異なる個性が出てきますし、途中から方向転換をしたとしても全く問題ないので、最初は基礎から積み上げていきましょう。

    そして最後のマインドセットが差別化よりも継続が重要だということです。どんなに素晴らしい差別化ポイントを持っていたとしても、継続できなかったら意味がないのです。まずは続けられるかを最優先に考え、その上で少しずつ差別化を図っていってください。

    差別化に失敗しないためのマインドセット

    ①:完璧な差別化は必要ない

    ②:差別化は進化するもの

    ③:差別化よりも継続が重要


    このように差別化は一朝一夕で完成するものではなく、継続的な試行錯誤と成長の過程で徐々に形作られていくものです。初心者の方は特に基礎をしっかり固めること、継続することに注力をし、その上で少しずつ自分らしさを加えていくことをお勧めします。

    「自分らしさがない」とか「他の人と違うことができない」と悩みすぎるのではなく、まずは行動を積み重ねていってください。

    その過程で自然と自分のスタイルが確立されていくはずです。

    まとめ

    本日は「差別化を実現するチェックリスト」というテーマでお話をさせていただきました。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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