ファン化の三原則「専門性」「人間性」「理想像」

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    オープニング


    おはようございます、駒居です。

    本日は「ファン化の3大原則、専門性・人間性・理想像」というテーマでお話をしていきます。

    それでは、いただいたご質問を読み上げます。

    ご質問

    自己開示の方法について

    駒居さん、運営の皆様、いつもありがとうございます。

    今回は自己開示について質問があります。現在ファン化に取り組んでおりますが、自分の考えを伝える自己開示が難しいと感じております。

    駒居さんの言葉はいつも心に響き、迷っている時に進む方向を導いてくださるのですが、相手に自分の考えを伝える時に何か意識していることはありますでしょうか。自分の思いの表現や、伝える順番の組み立て方などがございましたら、参考にさせていただきたいと思います。

    マネタイズを本気でやりたいと入会し、当初はコメント欄も封鎖して基本的に知っている方以外の交流はあまり積極的にしていませんでしたが、たくさんのアドバイスや講義動画を参考に、ストーリーでの絡みを増やしています。

    徐々にフォロワーさんからの反応やDMも増え、ストーリー閲覧率を27%から30%前後まで持ってくることができました。

    マネタイズに向けてさらに濃いファンにつなげていきたいと思っており、自己開示が課題でしたので今回こちらを質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

    今回は、この質問に答えていきます。

    まず、私の言葉が迷っている時に「進む方向に導いている」と言っていただけて本当に嬉しいです。ラジオ自体もすごく頭を悩ませながらいつも収録をしているので、そのようなエールをいただけるとすごく頑張れます。ありがとうございます。

    そして、「相手に自分の考えを伝える時に何か意識していることはありますか」という質問ですが、これは私が発信をしたり発言をしたりする上で常に考えている、確信そのものだと思います。

    では、いつも通り結論からお話しします。

    私がいつも何を意識しているのか。それは、自分が発する言葉で、聞き手が何を思うのかを常に想像しながら話すこと。これに尽きると思っています。

    ただ、ほとんどの人がここで致命的な勘違いをしてしまいます。この想像というのは「どうすれば好かれるか」「どうしたら嫌われないのか」というような、聞き手にこびるための想像では断じてないということです。

    これをわかっていただくために、少し例え話をします。皆さんはどんなパーソナルトレーナーを信頼したいと思いますか。ちょっと想像してみてください。

    例えばあなたが「もう無理です」「限界です」「もうあげられません」「やめたいです」と言った時に、三流のトレーナーは「そうですよね、大変ですよね」と優しく同調します。これは何でかというと、嫌われることを恐れているからです。

    ただ、一流のトレーナーはあなたの「無理です」がただの思い込みであって、限界の少し先に本当の成長があるということを知っています。だからこそ、一流のトレーナーさんはあなたのことを見てこう叫ぶでしょう。「嘘をつくな」「あと1回いきましょう」「そのしんどさから逃げるな」「なんなら気持ちいいでしょ」と、そういうことを言ってきます。

    私がやっている想像はこれと同じようなことで、視聴者である皆さん自身が心の中で「どうせ私なんてできないし」「時間がないよな」「難しすぎるわ」と呟いているのを、私はわかっています。

    ただ、その皆さんの弱さが作り出した幻想を自分の言葉で打ち砕いていきたいと思っているんです。そのために言葉を選んで熱を込めています。

    私は生徒の皆さんと仲良しこよしをしたいわけではありません。どちらかというと、嫌われてもいいから皆さんの成長を本気で願う厳しいパーソナルトレーナーでありたいと思っています

    だからこそ、私の言葉が時には厳しく聞こえるかもしれません。それは私自身がSnsClubの代表として皆さんの可能性を誰よりも信じているからです。このスタンスがあるからこそ、響く方には響いてくれているのかなと感じています。

    そしてこの話は、今回の本題であるファン化にも直結すると思っています。なぜなら、多くの人がファン化につまずくのは、そもそもファン化というものを根本的に勘違いしているからだと思います。

    結論から言うと、ファン化というのはフォロワーに好かれることではありません。皆さんの思想や生き様に共鳴をして、同じ未来を目指して共に戦ってくれる仲間を作り出す行為です

    好かれようと思った瞬間に皆さんの言葉は丸くなって、誰の心にも刺さらなくなります。

    皆さんの発信は万人受けするものじゃなくていいんです。たった一人の熱狂的な仲間を生むための発信をする。そのように考えてみてください。

    今日はそんな熱狂的な仲間を作り出すための具体的な施策を、3つのステップでお話をします。

    ファン化とは何か

    まずファン化とは何かを定義してみてください。ほとんどの人が考えているファンというのは、「自分の投稿を楽しみにしてくれる人」程度の認識です。それでは甘いと。そのような認識ではマネタイズにはまずつながりません。

    私たちが定義しているファン、つまり仲間というのは、皆さんが紹介する商品やサービスではなくて、皆さんの思想や生き様を応援してくれる人のことを指しています。

    つまり、皆さんが発信している情報、その内容ではなく、皆さん自身の考えを応援してくれる人、これがファンということです

    そのようなファンの人は皆さんが何か発信すれば真っ先に駆けつけて、もし批判されるようなことがあったら自分のことのように怒って、そして共に戦ってくれる存在です。そのような関係性を築くために必要なのが、今日お話しする3つの要素になります。

    では、そのような熱狂的な仲間をどうやって作り出すのか。

    それはこの3つです。

    ファン化の三原則

    1:専門性

    2:人間性

    3:理想像

    ファン化の三原則①:専門性

    まず1つ目、専門性。

    大前提として、あなたが一体何者なのか、何について語るプロなのかということを示しましょう。これが専門性です。

    ただし、ここでいう専門性というのは資格や経歴のことではありません。ネットにあふれている情報をまとめることではないと。そんな情報に、今はあまり価値がありません。

    本当の専門性とは何かというと、皆さん自身の哲学や、血と汗を流くような失敗経験から生まれた独自の生きた言葉です

    ただ情報を理路整然とまとめるのではなく、「私はこの情報を受けてこう思います」というような皆さん自身の考えが反映されているもの、これこそが重要だということです。

    なぜその情報が重要でお勧めをしているのかという、その背景にある皆さんの経験だったり、失敗だったり、思想・哲学が語られて初めて、今の時代、情報は価値を持ち、そこに信頼が生まれるということです。

    しっかりと一次情報、自分の考えを入れて専門性を出していきましょう。ということです。

    ファン化の三原則②:人間性

    そして2つ目、人間性です。

    専門性だけだと、ただの詳しい人で終わってしまうので、しっかりと皆さんの人間臭さに触れさせていきましょう。

    自己開示というと、キラキラした日常とかプライベートを見せることだと思っている人が多いのですが、これは逆です。

    皆さんが本当に見せなければいけないのは、皆さん自身の弱さや不完全さ、嫉妬や焦りなど、ちょっと汚いように思われてしまうような泥臭い感情です。そのような感情を見せられると本当に強いです。

    基本的に人というのは、完璧な完全無欠な人には共感しないんです。むしろ、専門性という鎧をまとっている皆さんが、時折弱さとか葛藤を見せてくれると、人は強烈に引きつけられます。

    もちろんキラキラしたところ、プライベートのこと、ポジティブなことをいっぱい出していっても良いです。ただそれだけではなくて自分の弱みだったり、不完全さ、そのようなのも開示していくと、よりファン化は促進してくると思います

    ファン化の三原則③:理想像

    専門性と人間性を手に入れたら最後のピース、それは理想像です。

    皆さんがどんな未来を見せられるか、ということです。

    この理想像というのも、ただの憧れの演出とは違います。高級時計とか海外旅行とかを見せびらかすことではありません。そんなのはただの自慢であって、嫉妬を生むだけになってしまいます。

    皆さんのファンが本当に見たいのは、不完全であるあなたが、独自の思想を武器に理想に向かって突き進む姿そのものです

    その姿にファンの人は自分の未来を重ねて、「この人についていけば自分も変われるかもしれない」と希望を抱きます。

    なので、そのように自分が成長していくプロセスもしっかりと見せていくと。ただ、そのようなことを言うとプロセスエコノミーをやればいいんかと思われるかもしれませんが、そうではありません

    普段からしっかりとフォロワーさんとストーリー上でやり取りをして、密にコミュニケーションをとり、その中で弱い自分がどんどん前に進んでいるんだよ、ということを見せてあげることができたら、多くの人はどんどんファンになっていくのではないかと思います。

    具体的なアクションプラン

    では、この専門性と人間性と理想像を、どのようにして発信に落とし込むのか、という具体的なアクションプランを3つお伝えします。

    1.ノウハウに失敗談をセットで語る

    まず1つ目、ノウハウに失敗談をセットで語ってみましょう。

    専門性を示すためには、今日から何か有益な情報を発信する際に、一旦必ずその知識を得るきっかけになった失敗談をセットで入れてみてください。

    「この商品すごくおすすめです。なぜなら私はこれで昔すごく失敗して、それを解決してくれました」みたいな感じで、自分自身が起こしてしまった失敗談とか、イライラ、面倒くさいな、そのような気持ちが皆さんの専門性を本物にしていってくれます

    2.完璧じゃない姿を共有する

    そして2つ目、人間性を示すためにやっていただきたいこと。それは今日皆さんがやってしまったポンコツなこと、これを一旦正直にストーリーで共有してみてください。

    例えば、寝坊したとか、大事なこと忘れてしまった、ついカッとなって旦那さんに言い過ぎてしまった、そのような完璧じゃない姿がフォロワーさんとの距離をグッと縮めてくれると思います

    3.具体的な半歩先の未来を示す

    そして最後のアクションプラン、それは理想像を示すために、皆さんのフォロワーさんが「これなら自分でもできそう」と思える具体的な半歩先の未来を示してみてください。

    例えば、1年後に月収100万円とかではなく、過去のラジオで話した、一緒に毎朝ベッドメイキングしてみようというような。そのような小さい成功体験の積み重ねこそが、フォロワーさんを熱狂的な仲間に変えていってくれると思います

    まとめ

    今日の内容をまとめると、ファンというのは、情報について興味がある人ではなく皆さんの考え方や哲学に共感してくれている人だというお話をしました。

    ファン化をするための三原則は「専門性・人間性・理想像」です。

    今日からやるべきことは、失敗談を語り、ポンコツを晒し、そして半歩先の未来を見せるというお話をさせていただきました。

    ということで、本日は「ファン化の3大原則、専門性・人間性・理想像」についてお話をしていきました。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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