古傷を金継ぎする

駒居さん、お疲れ様です。

先週初投稿をし、美容アカウントを運用しはじめたところです。自分にファンをつけ、本業の集客にも活かしたいと思っております。

しかし、投稿にもあげたように、過去のコンプレックスが強く苦しくなることがあります。

画面に映る自分がどうしようもなく気持ち悪くて、毎日毎日その顔を見るのが正直しんどい時もあります。「古傷が痛む」という感じでしょうか。そんな過去も、それを思い出して心が痛んでる今も、ちゃんと受け入れていると思っていたのですが、そうではないのかもしれないとモヤモヤしております。

もちろん毎日楽しくて、容姿であだ名をつけられたそんな過去も笑って話せるくらいなのですが、あの時はほんとに辛かったんだなぁと思い出し、当時の自分に声をかけてあげたい気持ちになっています。

駒居さんはそんな過去ありますか？

この質問を読んで、正直、涙が出そうになりました。

あなたが「当時の自分に声をかけてあげたい」と言った瞬間、私の心の奥底にある、ずっと隠してきた感情が揺さぶられたんです。

実は私自身、そのような深刻なコンプレックス体験はありません。でも、だからこそ、あなたのような痛みを抱えている方の気持ちを理解したいと思っています。

私は幸い、容姿でいじめられたり、深く傷ついたりした経験はありませんでした。でも、SNSの世界で多くの方と関わる中で、あなたのような痛みを抱えている人がどれだけ多いか、そしてその痛みがどれだけ深いかを知りました。

あなたの「古傷が痛む」という表現、本当にそうなんですよね。時間が経っても、突然ズキンと痛む。まるで昨日のことのように蘇ってくる。

でも今日は、あなたに伝えたいことがあります。

それは、あなたは何も悪くないということです。

「受け入れられていない」自分も受け入れて

あなたは「ちゃんと受け入れていると思っていたのに、そうではないのかもしれない」とおっしゃいました。

でも、誰がそんなルールを決めたんでしょうか？

「過去を受け入れなければならない」

「もう痛みを感じてはいけない」

「前向きでなければならない」

これ全部、誰かが勝手に作った幻想のルールです。

私も長い間、そのルールに縛られていました。「もう乗り越えたはずなのに、なぜまた辛くなるんだろう」って自分を責めていたんです。

でも、違います。

痛みを感じることは、あなたが人間らしく生きている証拠なんです。

あなたの勇気を、私は知っている

あなたは「画面に映る自分が気持ち悪い」と感じながらも、美容アカウントを始めた。この勇気、どれだけすごいことか分かりますか？

多くの人は、傷つくことを恐れて行動すら起こしません。でも、あなたは違った。

痛みを抱えながらも、一歩踏み出したんです。

私がSNSを始めた頃は、幸い大きな不安はありませんでした。でも、多くの生徒さんから「投稿するのが怖い」「また批判されるんじゃないか」という声を聞いてきました。その気持ち、痛いほど理解できます。

あなたも同じです。その痛みの先に、きっと素晴らしい出会いが待っています。あなたと同じように傷ついた経験を持つ人たちが、あなたを待っているんです。

今度は、あなたが誰かの光になる番

私がこのラジオを続ける理由の一つは、昔の自分のような人に届けたいからなんです。

「一人じゃないよ」 「その痛み、分かるよ」 「でも、大丈夫。あなたは素晴らしいから」

そんなメッセージを届けたくて、ラジオを続けています。

あなたも、これから同じことができるんです。美容アカウントを通じて、容姿にコンプレックスを抱えている誰かに「一人じゃないよ」って伝えることができる。

完璧な肌も、完璧な顔も必要ありません。必要なのは、あなたの正直な心だけです。

金継ぎのように、傷を美しさに変えよう

あなたが「当時の自分に声をかけてあげたい」と言った時、私は本当に感動しました。その優しさこそが、あなたの最大の魅力なんです。

日本には「金継ぎ」という美しい文化があります。割れた陶器を金で繋ぎ合わせることで、傷をより美しく見せる技術です。傷があるからこそ、より価値のある作品になるんです。

あなたの心の傷も同じです。その傷があるからこそ、あなたは他の人の痛みが分かる。その傷があるからこそ、あなたは優しくなれた。

実際に、当時の自分に声をかけてあげてください。鏡を見るたびに、写真を撮るたびに、こう言ってあげるんです。

「あの時は辛かったね。でも見て、今こんなに頑張ってるよ。あなたのおかげで、私は人の痛みが分かる優しい人になれた。あなたは私の宝物だよ。ありがとう。」

そして、手紙も書いてみませんか？当時の自分に向けて。

これは多くの生徒さんにお勧めしている方法で、実際に試した方からは「心が軽くなった」「自分を許せるようになった」という声をいただいています。自分との和解ができる、とても効果的な方法なんです。

こんな感じで、あなたらしい言葉で書いてみてください。