AIドリブンで生きる

    今回は「AI音声による読み上げ」でお届けします。

    多少の違和感があるかもしれませんが、その分これまでより更新のペースを上げて、今後はより多くの配信をお届けできそうです。

    ぜひ楽しみに待っていてください✨

    目次

    オープニング


    おはようございます、駒居です。

    本日は「AIドリブンで生きる」というテーマでお話をしていきます。

    それでは、いただいたご質問を読み上げます。

    ご質問

    AIとの最適な距離感は?

    駒居さん、運営の皆さん、学びの環境を与えていただき、いつもありがとうございます。

    質問ですが、コンテンツ制作をするうえでのAI活用について、駒居さんはどの程度が適切だと考えますか?

    昨今はAIツールも豊富で、台本や動画の作成をできるものも簡単に使えるようになっています。リサーチをしていても、こうしたツールを掛け合わせて手作業はしない、という趣旨のフリーランス系アカウントは多いです。

    私個人は、分析や資料の整形ではAIが便利だなとは思いつつ、AIに丸投げしたアウトプットをベースにするやり方には違和感を覚えます。

    コンセプト設計や動画作成に限らないことですが、自分自身が仕組みやロジックを理解していないことの回答(アウトプット)だけを簡単に手にすることの危うさを認識すべきですし、理解のためには作業の過程を実体験する必要があると思っています。

    効率化と称して思考放棄が促されるような風潮は恐ろしくもあります。

    AIとの最適な距離感について、駒居さんのお考えをお伺いできればと思います。

    これは、めちゃくちゃ良い質問ですね。 AIの進化が目覚ましい現代において、多くの人が同じような疑問や不安を抱えているのではないかと思います。

    「AIに頼るのは思考停止なんじゃないか?」「どこまでAIを信じていいのか?」 その気持ち、非常によく分かります。

    先に結論から言いましょう。

    AIとの最適な距離感、それは『どっぷり浸かる』ことです。

    中途半端な距離感を探るのではなく、むしろ積極的にAIの渦の中に飛び込んでいくべきだと僕は考えています。

    なぜなら、AIはもはや単なる「便利なツール」の域を超え、我々の生活や仕事のOS、つまり思考のインフラそのものに変わりつつあるからです。 これは、かつてスマートフォンが僕たちの生活に革命を起こしたのと同じ、いや、それ以上のインパクトを持つ変化です。

    「AIに丸投げするのは思考放棄だ」というご意見、その危機感は非常に重要です。しかし、僕は少し違う見方をしています。

    AIを使いこなすことは、思考の放棄どころか、むしろ、より高度な思考を要求される行為なのです。

    今日は、なぜ僕が「AIにどっぷり浸かるべき」と考えるのか、その理由を3つのポイントに分け、具体的にお話ししていきます。

    AIに対する漠然とした不安を、未来を切り拓くための武器に変える。そんな時間にしていきましょう。

    AIは思考の「壁打ち相手」であり「増幅器」である

    まず一つ目のポイントは、AIを単なる作業代行者ではなく、思考を深めるためのパートナーとして捉えるべきだということです。

    「効率化と称して思考放棄が促される風潮は恐ろしい」というご意見、これは的を射ています。

    しかし、それはAIの「使い方」を間違えている場合に起こる現象です。

    例えば、AIに「インスタでバズる投稿を考えて」と丸投げする。 これでは、確かに思考停止に陥るでしょう。 しかし、本当に結果を出す人はそんな使い方はしません。

    彼らは、AIを最強の壁打ち相手として活用します。

    例えば僕自身、新しいサービスのコンセプトを考えるとき、まずAIに膨大な量のアイデアを出させます。

    「30代女性向けの新しいダイエットサービスのコンセプトを100個出して」といった具合です。

    当然、中には的外れなものも多い。しかし、その中に「お、これは面白いな」という原石がいくつか混ざっているんです。

    次に、その原石を元に
    「このコンセプトのメリット・デメリットは?」「ターゲット顧客が抱える最大の悩みは?」「競合サービスとの差別化ポイントは?」
    と、AIに対してガンガン質問をぶつけていく。
    このプロセスは、AIに答えを出させているようで、実は自分自身の思考を強制的に深掘りする作業なんです。

    「本当にこれでいいのか?」「もっと良い切り口はないか?」と、AIからのアウトプットを評価し、再定義する中で、自分の考えがどんどんシャープになっていくのが分かります。

    AIが出してきたアウトプットが正しいかどうかを判断するのは、最終的に人間です。 その判断軸を養うためには、これまで以上に深い知識や経験、そして「何が本質か」を見抜く思考力が必要になります。

    AIに頼ることは、思考を放棄することではありません。 むしろ、AIという鏡に自分の思考を映し出し、その解像度を極限まで高めていく行為なのです。

    🎯 あなたへのアクションプラン
    1. いきなり完璧な答えを求めようとせず、まずはAIにブレストの相手をさせてみましょう。
    2. AIの回答に対して「なぜ?」「他には?」と5回以上深掘りする質問を投げかける癖をつけてみてください。

    「体験」の価値は、AI時代にこそ相対的に高まる

    二つ目のポイント。 それは、AIが生成するアウトプットの質がどれだけ上がっても、あなた自身の「実体験」から生まれる言葉の価値は絶対に揺るがないということです。

    ご質問の中に「作業の過程を実体験する必要がある」という素晴らしい一文がありました。 まさにその通りです。これからの時代、ここが最も重要な差別化ポイントになります。

    考えてみてください。 誰もがAIを使って、それっぽい正論や美しい文章を生成できるようになった世界で、何が人の心を動かすのか。

    それは、あなただけの物語、あなただけの痛み、あなただけの熱量です。

    AIは、過去の膨大なデータから最も「それらしい」答えを導き出すのは得意です。

    しかし、AIには手足がありません。 泥臭い現場で汗をかくことも、理不尽な現実に歯を食いしばることも、顧客からの「ありがとう」に涙することもありません。

    僕がSnsClubで発信している内容は、決してどこかの本に書いてあるような借り物の言葉ではありません。

    僕自身がゼロから事業を立ち上げ、数え切れないほどの失敗と試行錯誤を繰り返し、その中で掴み取ってきた生々しい一次情報です。

    だからこそ、そこには熱量が乗り、人の心を動かすのだと信じています。

    AIにアウトプットの「骨子」を作らせるのは大いに結構。

    しかし、そこに血肉を通わせ、魂を吹き込むのは、あなた自身の「体験」以外にあり得ないです。

    AIに丸投げされた、どこかで見たようなコンテンツは、いずれ誰にも見向きもされなくなるでしょう。

    これからの時代に求められるのは、AIを活用しつつも、そこに自分自身の哲学やストーリーを色濃く反映させたコンテンツです。

    AIに「リサーチ」や「構成案作成」といった作業を任せることで生まれた時間を、もっと顧客と向き合う時間、もっと新しいことに挑戦する時間、つまり「体験」を積み重ねるための時間に投資していく。 この視点を持つことが、AI時代を勝ち抜くための鍵となります。

    📊 あなたへのアクションプラン
    1. あなたの過去の成功体験、失敗体験をすべて書き出してみてください。それがあなたのコンテンツの源泉になります。
    2. AIに作らせた文章の骨子に、必ず一つ以上、あなた自身の具体的なエピソードを加えてみましょう。

    時代に取り残される恐怖を直視せよ

    そして最後のポイント。

    これは少し厳しい言い方になりますが、AIを使いこなせないことは、これからの時代、致命的なハンデになるという現実です。

    今、我々は歴史的な転換点に立っています。 AIの進化スピードは、我々の想像を遥かに超えています。

    「ちょっと距離を置いて様子を見よう」なんて言っている間に、世界はあっという間に変わってしまう。

    これは、スマートフォンが登場した時と全く同じ構図です。 最初は「よく分からない」「自分には必要ない」と言っていた人たちが、今ではスマホなしの生活なんて考えられないですよね? AIも必ずそうなります。いや、もうなり始めている。

    AIを使いこなす人と、そうでない人との間には、今後、残酷なまでの生産性の差が生まれるでしょう。 それは、まるでスーパーコンピューターで計算する人と、そろばんで計算する人くらいの差です。 どちらが勝つかは、火を見るより明らかですよね。

    「思考放棄が促される風潮が恐ろしい」という感覚は、変化に対する健全な防御本能だと思います。

    しかし、その変化の波から目を背けて、一人だけ砂浜に取り残されてしまうことの方が、よっぽど恐ろしい未来だとは思いませんか?

    周りの声に惑わされる必要は一切ありません。 周りがどうだとか、世間の風潮がどうだとか、そんなことは気にする必要はないのです。 重要なのは、自分自身の未来にとって、何が最善の選択かを冷静に判断することです。

    そして、その答えは明白です。 今すぐAIの世界に飛び込み、試行錯誤を繰り返しながら、誰よりも深くAIを使いこなすスキルを身につける。 これ以外に、僕たちが生き残る道はないのです。

    恐れるべきはAIそのものではなく、AIという変化の波に乗ろうとしない自分自身の臆病さです。

    まとめ

    本日は「AIドリブンで生きる」というテーマでお話しをしてきました。

    まとめ
    1. AIは思考の「壁打ち相手」であり「増幅器」である。 AIに丸投げするのではなく、パートナーとして対話を繰り返す中で、自分自身の思考を深めていくことができる。
    2. 「体験」の価値は、AI時代にこそ相対的に高まる。 AIに任せられる作業は徹底的に任せ、そこで生まれた時間で、あなたにしか語れない実体験を積み重ねていくべきだ。
    3. 時代に取り残される恐怖を直視せよ。 AIを使いこなせないことは、もはやリスクでしかない。変化の波を恐れるのではなく、自らその波に乗りこなしていく覚悟が必要

    AIの登場によって、僕たちの仕事のやり方は劇的に変わります。

    しかし、変わらないものもあります。 それは、人の心を動かすのは、いつだって人の熱量であり、あなた自身の物語だということです。

    AIを最強の相棒として使いこなし、あなたにしか作れない価値をガンガン世の中に提供していく。 そんな未来を、一緒に作っていきましょう。

    本日はAIとの向き合い方についてお話ししました。

    今日も人生を変える1日にしていきましょう!

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